有限会社 一真陶苑

新作のブルースプレッドシリーズは、内側底面に施された爽やかなブルーが特徴で、飛びカンナにトルコブルーの釉薬をかけて、深みのあるブルーに仕上げられている。白い部分はマット調の釉薬で落ち着いた雰囲気を持つシリーズだ
透けるような白磁の美しさに
カンナによる彫りを施す一真彫
世界最大の登り窯跡が残る陶芸の郷、長崎県波佐見町。江戸時代にこの地で誕生した波佐見焼は白磁の美しさが突出し、普段使いの器から美術工芸品までが中尾山の中腹にある窯元によって生産されている。
ご紹介する窯元〈有限会社 一真陶苑〉もその一つ。長崎陶磁展食器部門最優秀賞や長崎デザインアワード大賞をはじめ数々の賞を受賞しメディアでも度々取り上げられるこの窯の特徴は、カップ類はわずか1.8ミリという極限までの薄さと30種類以上の「カンナ」によって手彫りを施す独自技法「一真彫」にある。
1回目で軽く削り、2回目に幅を決め、3回目で深さを調整する技は、ぎりぎりの厚みを見極める長年の経験から培われたもので、その透けるような白磁の美しさに独特の陰影を添えるのが、職人が一点一点丁寧に施す手彫りの技巧だ。同じ種類のカンナを用いても、入れ方やスピードによってその仕上がりや味わいが微妙に異なるのもこの一真彫の魅力。また、カンナの開発にも注力し、無限大ともいえるデザインが日々職人の手によって生み出されている。
同窯では、絵付け・釉薬がけ・窯積み等、それぞれの職人が1つのチームになって、器を作っていくが、釉薬で色付けされたものや繊細な絵付けが施されたものもあり、プレート、ボール、カップ、茶わん、湯呑、急須等、和洋中、デザート等に幅広く使える豊富な種類とデザインをラインアップ。「完成はまだ65%、お客様の自分使い、おもてなしで100%に仕上げてください」という同窯のデザイナー作家の言葉にもあるように、アイデア次第で用途がどんどん広がっていく。
ご自宅用として集めていく愉しさはもちろんのこと、引き出物や業務用にも対応可能なので、どうぞ気軽にお問い合わせいただきたい。

ライン彫りを施したワイドリブ皿。

トビカンナの味わいを活かしたいリッチ感のある16センチの丸プレート。

ボール(大)(白)落ち着きのあるマットな釉薬を使いしっとりとした雰囲気を出した「砂紋シリーズ」は、白と黒の2色で都会的な印象

長角皿(黒)

丸スクエア皿(白)

「砂紋シリーズ」の黒のフリーカップ。スタイリッシュな色とデザインで手に持った際もお洒落に演出してくれる

様々な用途に活躍する「斜め彫」のフリーカップ。

窯主 眞崎善太氏

半生の生地をカンナで手彫りする様子。熟練の高度な技が求められる
店舗情報
有限会社 一真陶苑
住所 | 長崎県東彼杵郡波佐見町中尾郷670 |
電話番号 | 0956-85-5305 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | https://issingama.com/ |