石川淳建築設計事務所

石川淳建築設計事務所いしかわじゅん

三角屋根の「OUCHI」と四角形の「ハコノオウチ」
誰が見ても家だと分かる“家らしい家”

　「“Simple” is best（シンプル イズ ベスト）」という言葉が頭をよぎる——。ご紹介の〈石川淳建築設計事務所〉は、本誌に何度もご掲載いただいている一級建築士事務所だ。代表の石川氏がつくる家は、三角屋根が特徴の「OUCHI」シリーズと、四角形の「ハコノオウチ」が基本。見れば記憶に残る印象的な家たちである。

　石川氏がまだ建築設計事務所に在籍していた頃は、現在のようなシンプルな建物を設計していたのではなく、時代が求める複雑な外観をした家や建物を手掛けていたという。シンプルな家をつくるきっかけになったのは、石川氏の知り合いが家を建てることとなり、建売ベース＋フリープランの土地で設計を依頼されたことから。建売が基本なので、できる限りコストを抑え、どこの工務店でも
建てることのできるシンプルな設計を心掛けたのだという。

　そして完成した家は、シンプルでミニマル。シンメトリーな形が美しい外観は、誰が見ても家であることを認識する“家らしい家”である。この家は、様々なメディアでも取り上げれる石川氏の代表作に。その後も、同氏の設計する家は、国内外の雑誌やTVで紹介され、全国ネットで放送される建物を訪問するTV番組では、すでに15回も紹介されている。

　白い壁に黒をアクセントとした配色も特徴的。朝・昼・夜と表情を変える窓からの光。その光の色の変化が分かりやすいのが、白い壁であるためだ。施主様のご希望がない限り、この配色で提案している。

　また、壁をキャットウォークで囲った部屋がTVで紹介されると、“ペット建築家”という別名を付けられるほど話題に。ご本人は、犬や猫を飼ったことはないのだそうだ。

　白と黒のシンプルでミニマルな家。「こんな家を建てたい！」「おしゃれ！」と感じた方は、どうぞお気軽にご相談を。

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