福菱

福菱ふくびし

数々の賞を受賞する銘菓をつくり続ける
創業90有余年の和歌山の菓子舗

　和歌山県南部に位置する南紀白浜は、温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、1300年以上の昔から温泉が湧き出る場所としても知られており、今も国内外から多くの観光客が訪れる海辺のリゾート。そんな風光明媚な地で1933年に創業した〈福菱〉は、和歌山を代表する銘菓をつくり続けてきた老舗の菓子舗である。

　創業当時からつくり続ける「柚もなか」は、自社で炊いた柚餡を香ばしく焼き上げた最中で挟んだ伝統的なお菓子。今でも多くの方に愛され続けている。白浜町の花“浜木綿”から名付けられた「はまゆう」は、小豆餡を薄い求肥で包み、円形の最中で挟んだ上品な和菓子。表面を軽く炙ると最中が香ばしくなり、より一層美味しく召し上がっていただける。そして「かげろう」は、ふわっと柔らかく焼いた生地に優しい甘さのバタークリームを挟み、口に入れた瞬間に消えてゆく食感が浜辺に漂う陽炎（かげろう）のように儚いイメージから名付けれたもので、最もファンの多い商品。お子さまからご年配の方まで幅広く愛されている。その他にも和三盆を使ったロールケーキやチーズケーキ、バームクーヘンといった洋菓子も豊富に揃い、どれも手土産や季節のご挨拶に相応しく、贈ればきっと喜んでいただける。

　また、店には朝8時からオープンするカフェ「Kagerou Café」が併設されており、モーニングタイムから夜のバータイムまでここでしか味わうことの出来ない手づくりケーキや食事が楽しめる。中でも一押しなのが「生かげろう」。お菓子の「かげろう」の柔らかな生地に生クリームやフルーツを挟んだ商品で、季節ごとに様々な種類が登場する。「生かげろう」は店に訪れた方だけが食べられる至福の味として人気の逸品であったが、一部冷凍でも全国発送が可能となり、その美味しさを知る多くの方から注文が入っている。

　白浜へお越しの際にはぜひ〈福菱〉。ここには美味しいお土産が揃っている。

店舗情報

※商品価格は税込み価格です