花紫

2022年7月にリニューアルオープンしたロビーフロアでは、眼前に広がる北陸随一の渓谷・鶴仙渓(かくせんけい)をゆったり堪能できる。また地元の工芸作家やアーティストの作品が月替わりで楽しめるギャラリーに加え、石川県産のブレンドティーをカウンターでいただく茶房、ショップやライブラリーなど注目の空間が広がっている
現代の日本の文化サロン
茶と温泉でくつろぐ宿
開湯から1300年。俳聖・松尾芭蕉もその湯の素晴らしさを句に遺した山中温泉に旅人を迎える。〈花紫〉は、創業120年を超える老舗の名旅館としての伝統を守りながらも、常に驚きと感動に満ちたおもてなしのご用意がある。
その一つ、「アラカルト懐石」は、50種類ほどのお品書きの中からお好きなものをお一人様ずつ自由にお選びいただける、宿自慢のオリジナル。あらかじめ決められたお仕着せではなく、その日に一番美味しい素材の中から、その日の体調や気分によって自由に選ぶことができるこの懐石料理は、日本で唯一のオーダーメイド懐石として、口の肥えたお客様からも高く評価されるおすすめの逸品である。
加えて、今年の夏に全面リニューアルされたロビーフロアは圧巻の空間だ。オーナーのこだわりが詰まった現代アートがそこかしこに展示され、ギャラリー、ショップ、ライブラリーも新設された。一歩踏み出した瞬間から非日常を感じさせられるこのフロアだが、特に触れておきたいのは、日本茶を中心としたティーサービスが楽しめる「茶房」の誕生である。希少な石川県産のお茶や、金沢地ビールを使用した抹茶ビールなど、趣向を凝らした茶体験を楽しむことができる。また宿泊以外でも利用できる「和のアフタヌーンティーセット」も新たに始まった。季節の和菓子や、料理長特製のからすみをあしらった野菜寿司など、食に定評のある花紫だからこそできるアプローチは注目だ。
「日本の旅館をもっと自由に」。老舗旅館が提案する鮮度に満ちた新しい旅のスタイルを、ここ〈花紫〉で次はあなたご自身がご体験を。

料理自慢の宿でもある〈花紫〉ならではの、目と舌で愉しむ料理を九谷焼や山中漆器といった美しい器と共に心行くまでご賞味を

宿泊以外の方も利用できる「和のアフタヌーンティーセット」

加賀水引があしらわれた「ステイダイニングにほん」

展望露天風呂「ひらひら」は眼下に北陸随一の渓谷美を誇る鶴仙渓を眺めながらの至福の湯あみを満喫いただきたい。檜香る内風呂も素晴らしい

四季折々に見ごたえのある渓谷だが、紅葉の秋は殊の外美しい
店舗情報
花紫
住所 | 石川県加賀市山中温泉東町1ホ17-1 |
電話番号 | 0761-78-0077 |
宿泊料金 | 2名様の場合 1名様 36,000円〜 (1泊2食付き、税込) |
ホームページ | https://www.hana-mura.com |