鮨 脩

箱根の仙石原は相模湾から車で半時間ほど。山の中にありながら新鮮な魚介を味わえる場所でもある。写真は本日の厳選にぎり10貫。季節やその日の仕入れにより内容はかわる
箱根屈指の別荘地で味わう
小田原や相模湾の地魚と逸品料理
ご紹介する〈鮨 脩(さね)〉がお客様をお迎えするのは、箱根でも屈指の別荘地、仙石原。小田原や相模湾の地魚や、地元の野菜を中心とした料理と寿司をなごやかな雰囲気で味わえる店として人気を集め、箱根でもなかなか予約が取りにくい店のひとつに。
板場に立つ大将・関上佳洋氏は、乃木坂の寿司店で修業を重ね、11年間ひとつの店舗を任された後、箱根の仙石原に自店を構えた。地元の方や別荘客、観光客から愛されること12年。地元の素材を中心に、素材を活かした処理・仕事を施すことで旨味を引き出し、刺身や握り、一品料理に仕立てていくが、その腕前がますます冴える昨今だ。
お食事は、その日のお腹の具合、気分に合わせてお好きなものを。事前に完全予約制でのコースのみの鮨店が増える中、このスタイルは、なかなかうれしい計らいだ。お好みの握りを愉しむもよし、大将目利きの全国の地酒が揃っているので、肴と料理でお酒を中心に…というのも悪くない。もちろん昼・夜共に、大将おすすめのコースのご用意もあるので、シーンに合わせてご利用を。
店は仙石原交差点から至近。白木の清々しいカウンターに8席と4人掛けのテーブルが2卓。バリアフリーなので、車椅子の方でも安心してご来店いただける。観光シーズン以外はクローズする店が多いエリアにありながら、同店は通年営業が基本。大将も一緒に切り盛りする奥様も、お客様一人ひとりへの気配りが行き届き、カウンターに座ればごく自然に会話も弾む。ここ〈鮨 脩〉を目的に遠方から箱根に足を運ぶファンが大勢いるのも大いに頷ける。
美しい箱根の緑に囲まれた山の中のリゾートで、旬の地魚を味わう至福の時をぜひご体験いただきたい。

長年豊洲の鮪屋から仕入れている鮪は本鮪の大トロ部位のみ。

地元豆鯵を使った南蛮漬け。

刺身や握りは伊豆天城の農家さんから直接仕入れた新鮮な真妻わさびで味わえる。

小肌変わり巻きは白板昆布と大根の桂むきで巻いたサッパリとしたおつまみ。

11月に北陸ズワイカニの雌が2ヶ月間だけ解禁漁になる香箱蟹。

とろけるやわらかさの鮑の酒蒸し。

彩り鮮やかな海鮮のカクテル仕立て。

茄子を胡麻出汁に浸した茄子の揚げ浸し


福井の老舗蔵「黒龍酒造」の純米大吟醸「黒龍 二左衛門」「石田屋」をはじめ、日本酒党にはたまらない、入手困難な全国各地の希少な地酒が揃う。運転のご心配なき方はぜひ一献

店舗情報
鮨 脩
住所 | 神奈川足柄下郡箱根町仙石原242-104 |
電話番号 | 0460-83-8274 |
営業時間 | 昼 12:00~14:00(L.O.13:30) 夜 17:30~21:00(L.O.20:00) |
平均予算 | 昼 5,000円 夜 15,000円 |
定休日 | 水曜日 |
※平均予算は税込み金額の目安です