こちらまで嬉しくなるような笑顔を見せてくれるのは、ご紹介する〈鮨 髙橋謙太郎〉の大将。予約が取りにくいだけに、カウンターに腰を下ろす嬉しさは何物にも代えがたい。
何しろ旨い鮨を食べさせてくれると、口の肥えた関西の食通や要人から絶大な人気を誇る〈鮨 髙橋謙太郎〉。ご提供するのは昼・夜共に、おまかせコース一本のみ。先につまみ、後半から握りというスタイルではなく、つまみと握りを、考え抜いたバランスで混ぜながらお出しするのが同店のスタイルだ。食材の素晴らしさは言わずもがな。豊洲市場をはじめ、宮城・福井・長崎・熊本など、全国から季節によって食材を仕入れ、料理によっても使い分けている。
見せかけだけの華美に走らず、無駄に小手先の味付けをすることもなく、“食事とは？”という事に重きを置いた鮨、料理を味わっていただきたいというのが大将の想いにある。一品一品に対して食後の喉の渇きや、次の日のむくみなどがないように味付けがなされ、ボリュームのある構成でありながら、胃がもたれることもなく実に爽快である。
また、なかなかお目にかかることのない希少銘柄の日本酒を揃えているところにも定評があり、鮨にはやはり旨い酒！という方にとっては満足間違いなしと言えるだろう。
お客様が心地良くお過ごしいただけるようにと器や酒器にも気を配り、味はもちろん、先ずは目から愉しませてくれる。そしてお客様のご利用シーンがより良きものとなるように細やかな気配りで対応してくれる、大将や職人のホスピタリティも名店ならでは。
かなり先まで予約で埋まっている人気店なので、思い立ったらすぐにご予約を。そう、ここ〈鮨 髙橋謙太郎〉に予約を取れた日こそがハレの日となる。大切な方を伴って、ぜひともその口福を味わっていただきたい。
