あつみ温泉 萬国屋
創業1667年。千年を超える歴史ある
あつみの名湯と山形の美食を堪能できる宿
温海岳(あつみだけ)の麓に位置する山形県鶴岡市のあつみ温泉は、温海川の渓流に沿う温泉郷。ご紹介する〈あつみ温泉 萬国屋〉は、江戸時代の寛文年間の1667年の創業とされ、その歴史は357年。松尾芭蕉、横山利一、与謝野晶子など、多くの小説家や詩人も愛した山里の風情、そして創業当初から培われてきたおもてなしの心を今に伝える純和風旅館である。
“山を楽しみ、水を楽しむ”──が、同館のコンセプト。川のせせらぎと山を彩る木々、あつみの自然に包まれる全97室の客室が用意され、京畳の和室と心を込めた設えに癒される。4階には、大石田焼きの次年子(じねんご)窯の陶器風呂を備えた露天風呂付きの和室が2部屋と、和モダンツイン2部屋が用意されており、より上質な滞在時間をご提供する。記念日や大切な方とのご宿泊におすすめだ。
旅の想い出を豊かに彩る食事は、日本海直送の旬の魚介に、山形のブランド和牛「山形牛」や厳選した黒毛和牛、旬の野菜や季節の山菜といった極上の素材を会席膳にて。海・山・川、全ての旬を味わうことのできる料理を、心ゆくまでご堪能いただきたい。
夕食の後には、千年を超える歴史を擁し、大切に守られてきた山の湯をもう一度いかがだろう。身体の芯まで温まりぐっすりとお休みいただける。爽快に目覚めた朝は、清々しい空気も心地良く、地元で水揚げされる真鯛を使った名物「鯛めし」に舌鼓を。まずはそのまま鯛めしで1杯、次に刺身と一緒に2杯、そして鯛出汁をご飯にかけて3杯と、3度美味しい朝食だ。
屋号の〈萬国屋〉とは、明治時代に開催された「パリ万国博覧会」に、当時の館主が感化され、“世界中の人々からお泊まりいただける宿にしたい”との想いから命名。その想いを受け継ぐ湯の郷のやさしい風情とおもてなしは、いつ訪れても変わることなく温かい。心が和む癒しの時間をここ〈萬国屋〉でぜひどうぞ。
店舗情報
あつみ温泉 萬国屋
住所 | 山形県鶴岡市湯温海丁1 |
電話番号 | 0570-00-8598 (9:00~19:00) |
宿泊料金 | 2名様の場合 1名様 38,500円〜 (1泊2食付き・税込) |
定休日 | 不定期で休館日あり |
ホームページ | https://www.bankokuya.jp |