すしや宣
鮨と料理、そして打ち立ての蕎麦まで
他にはない鮨のコースを堪能できる店
開業は2022年の夏。全く縁の無かった広尾という場所で、まさにゼロからのスタートを切った〈すしや宣〉。地道に、そして真摯に日々を重ねる中で、「いいね、ここ」と、大将の味と人柄に惚れ込む地元のファンが一人、また一人︱︱。広尾で美味しいものを食べるなら〈すしや宣〉と、幾度も暖簾をくぐるご贔屓が増えている。
大将の皆川宣央氏は、鮨職人であり同時に和食の料理人でもある。その腕を活かしたお品書きはおまかせコースのみ。その日一番の食材で構成する鮨と料理を堪能いただくスタイルだ。突き出しから始まるコースの内容は7〜8品。一品料理は単なる酒のツマミとは一線を画し、日本料理の修業を積んだ皆川氏ならではの本格的な料理を存分に味わっていただける。中でもスペシャリテの本鮪のカツは、一度食べたら「病みつきになる」と評判が高い逸品。まろやかな赤酢のシャリを使う握りは、丁寧な仕込みで素材の魅力を引き出した江戸前。その姿・形の何ともいえない美味しそうな佇まいにも、皆川氏のひたむきな人柄が宿っているかのようだ。
握りと一品料理で構成される珠玉のコースをさらに彩るのは、〆に出される手打ち蕎麦。皆川氏は老舗の蕎麦店でも経験を重ねているだけに、打ち立ての蕎麦を鮑の出汁でいただく鮑蕎麦は実に贅沢。甘味として出される温かいわらび餅も好評で、最後の最後まで美味しさと笑顔が続くこと請け合いだ。
錫の酒器で愉しめる日本酒の品揃えにも定評があり、常時40種を数える目利きの銘柄が用意されている。運転の心配なき方は、ぜひ一献。お好みを伺った上で料理との相性が良い銘柄の提案もしてくれるので、どうぞお気軽にお声掛けいただきたい。
旨い握りと料理、さらに打ち立ての蕎麦まで味わえる〈すしや宣〉。豊かで満ち足りた時間を寛ぎながらごゆるりと。
店舗情報
すしや宣
住所 | 東京都渋谷区広尾5-17-4 GRARIA 3F |
電話番号 | 03-6450-3122 |
営業時間 | 月〜金 18:00〜23:00 土・日・祝 18:00〜21:00 土・日・祝 12:00〜14:30(ランチ) |
平均予算 | 17,000円 13,200円(土・日・祝のランチ) ※平均予算は税込み金額の目安です |
定休日 | 水曜日、他不定休 |
ホームページ | https://www.sushiya-nobu.com |