すし暁

すし暁

熟練の職人が握るひと手間加えた
至福の寿司と厳選地酒のマリアージュ

　日本人がこよなく愛する寿司は、今も昔もみんなのご馳走。国民食とも言われるだけに、至る所に寿司を食べさせる店はある。けれども、心から満足できる名店は思いのほか少ないのではないだろうか。今回ご紹介するのは、「職人が最高。味も抜群に旨い」と、口コミで広がり、注目を集める〈すし暁〉。

　全国でも住みやすい街の上位にランクインする長久手市の閑静な住宅街に、2014年にオープンした同店。屋号の「暁」には、“待ち望んでいた事が実現する”という意味がある。リーズナブルな価格で上質な寿司を愉しめるランチタイム（3000円〜）に、豊富に用意されたお酒と本場の江戸前寿司が堪能できるディナータイム（7000円〜）の2つの顔を持つ同店の誕生は、地域の人々にとってそれこそ待ち望んだものであっただろう。オープン以来、子育て世代や親御さん世代まで幅広い層に支持され、連日賑わいをみせている。

　シンプルで明るい雰囲気の店内。板場に立つのは、名古屋の有名ホテル内にある寿司店で10年以上勤務し、経験を積んだ腕利きの職人。毎朝仕入れる新鮮な魚介に一手間加えて提供する寿司は、美しい佇まいをしており、口の中でネタとシャリのほぐれ具合に思わず笑顔になる。特に穴子は、ふんわりやわらかく仕上げた身と、2日間煮つめたタレが口の中で絡み合う美味しさが堪らない逸品で、お子さまから美食を極めた料理通をも喜ばせる至極の味わいだ。時間を惜しまず手間暇をかけ、丁寧な仕事を施したネタはどれも、素材の旨みが極限まで引き出されている。

　店主が厳選する地酒やワイン、焼酎なども揃っており、お好みの銘柄と共に寿司をゆっくり愉しむのもオツなもの。

　旨い寿司が食べたい時——。〈すし暁〉なら、いつ訪れても期待を裏切らない、寿司の名店である。

店舗情報

※平均予算は税込み金額の目安です