ならまち町家宿 となり

ならまち町家宿 となり

世界遺産・元興寺に隣接する
リノベーション古民家を一棟貸切り

朝の六時を告げる鐘の音が優しく耳元に届く。室内にあしらわれた吉野杉のほのかな香りに包まれる心地良い目覚めだ。ここは、世界遺産・元興寺の西隣。いにしえの奈良に暮らすように滞在する宿〈ならまち町家宿となり〉をご紹介しよう。

同宿は、江戸末期に建築された古民家をリノベーションした一棟貸しの宿として、2018年に開業。四畳半が二間と広縁付きの六畳間をご自由に使っていただける。江戸時代の根太天井をそのまま残した一階居室、玄関の明かり取りに配した昭和初期の硝子、歴史を感じさせる柱や梁、趣のある庭等、古き良き日本の佇まいに感動すら覚える。

夕食は、前もって調べておいた店に行くもよし、散策がてら、ご近所のカフェに立ち寄るもよし。自炊なさりたい方のために、キッチンのご用意もある。夜には併設するバー「TO—NA—RI」リラックスタイムをお過ごしいただくのもおすすめだ。

ぐっすりとお休みになった翌日は、早朝のまち歩きをおすすめしたい。元興寺や興福寺の門前町だった奈良時代から、江戸時代、明治時代までの町家の面影を現在に伝える街並みに、タイムスリップしたかのような気分になれるはず。まだ観光客がいない通りを抜け、奈良公園をめぐる…。昼間の喧騒が嘘のような素顔の“ならまち”を垣間見ることができる絶好のロケーションも、〈ならまち町家宿となり〉の大きな魅力だ。ただいま…と帰宅すれば、ピクニック風にボックスへ設えられたコンチネンタルスタイルの朝食が待っている。

チェックアウトをした後も手荷物を預かってくれるので、東大寺や興福寺といった古刹を軽い足取りでお愉しみいただける。

初めて訪れるのに、どこか懐かしく、そして、新鮮な「和」を五感で堪能する休日。思い思いにお過ごしを。

店舗情報

ならまち町家宿 となり