ふく吉
120年を超える京町家の中に設えられた
非日常の空間で味わう極上鮨
ご紹介の〈ふく吉〉は、中立売通りと黒門通りの角に建つ、京都市景観重要建造物、歴史的風致形成建造物に指定されている宿「おおきに迎賓館 黒門中立賣邸」の中にある鮨店。
店主の福田清嗣氏は、大阪の西天満で鮨店を営む「ふく吉」の主で、2019年に京都店として開業。現在板場を任されているのは、「京懐石 美濃吉」で研鑽を積み、京都〈ふく吉〉の開業当時から福田氏の下で修業をしてきた若き大将の吉村匡弘氏である。
店には趣の異なる2つの鮨カウンターとワインセラーを備えたバーカウンターが用意され、鮨コースを、こだわりの空間の中でゆっくり堪能することができる。
鮨ネタにする魚は、全国で旬を迎える鮮魚を厳選し、それぞれの魚が持つ良さと旨さがより引き立つよう丁寧な仕事が施され、料理に使う野菜類は大原の契約農家から、シャリに使う米は、大分県竹田市の阿蘇山麓の名水で栽培された無農薬米を、昔の竈“おくどさん”と羽釜でお客様ごとに炊き上げている。
昼の席、夜の席共に料金別に複数のコースが用意され、酒類は全国の地酒をはじめ、自家製の熟成酒、ブルゴーニュやシャンパーニュ産のワインを中心に種類も豊富に取り揃えているので、ぜひご一緒に。好みや要望を伝えれば、鮨や料理に合う銘柄を選んでもらえる。また、お酒を飲まれない方にも愉しんでいただけるよう日本茶や台湾茶、和紅茶などをご用意。鮨や料理を盛るのは、骨董品としても貴重な永楽や現代作家が手掛ける器たち。酒器にはオールドバカラなど先ずは目から、そして触れて趣を愉しめる食器の数々。食後はバーカウンターで気分を変えてお酒を愉しむこともできる。
築120年を超える歴史的建造物に現代の名工が新たな息吹を加え、次の100年に引き継ぐ技術と知恵を残す「おおきに迎賓館 黒門中立賣邸」。〈ふく吉〉は、その非日常の空間の中で、至極の鮨を五感で味わえる店である。
店舗情報
ふく吉
住所 | 京都府京都市上京区中立賣通黒門東入役人町 おおきに迎賓館 黒門中立賣邸内 |
電話番号 | 075-432-0092 ※完全予約制 |
営業時間 | 昼 12:00〜14:00(L.O.13:30) 夜 18:00〜23:00(L.O.22:30) |
平均予算 | 昼 10,000円 夜 20,000円 ※平均予算は税込み金額の目安です |
定休日 | 水曜日・第1・3木曜日 |
ホームページ | https://www.sushi-fukuyoshi.jp |