やさしさの宿 まつさき

やさしさの宿 まつさき

風情ある庭園ときめ細かなおもてなしで迎える
天保７年創業の文豪にも愛された名旅館

　心身をやさしくほぐす名湯と、舌がとろける四季の美味、そしてしっとり日本情緒溢れる部屋と庭。その全てを満たしてくれる〈やさしさの宿 まつさき〉へとご案内しよう。

　宿のある能美市辰口町は、奈良時代から湯治客で賑わった辰口温泉の湧く金沢の奥座敷。室町時代に川の氾濫で途絶えた源泉を発掘し、江戸時代の天保７年（1836年）に前身となる「松崎旅館」を創業したのが、同館初代となる松崎甚四郎氏であった。1‌8‌0有余年という歴史を紡ぐ中、同館を愛した文人墨客も数多く、文豪・泉鏡花は文壇に入る前から幾度も逗留し、同館を舞台にした小説を執筆したことでも知られる老舗旅館である。

　数寄屋造りの凛とした佇まいをした建物の、どの客室からも庭園を眺めることができ、露天風呂や半露天檜風呂付きの部屋、ベッドを配した部屋、バリアフリーの部屋も用意されており、それぞれに心地よく過ごしていただける。また、男女入れ替え制の2か所の展望露天風呂をはじめ、大浴場や貸し切り露天風呂など、館内で多彩な湯めぐりを愉しめるのも敷地内に源泉を持つ同館ならでは。

　宿では北陸・石川の旬の食材を厳選し、素材の味を活かした調理法で仕上げる四季折々の懐石料理をご提供。月替わりする「旬彩懐石」には、能登出身の料理長のこだわりが込められ、能登牛、加能蟹、鮑、のどぐろといった極上の食材を使った別注料理も人気が高い。

　広大な庭園には、春は桜、夏は蓮の花、秋は紅葉、そして庭全体が雪化粧に染まる冬と、どの季節に訪れても風情ある情緒を感じていただける。また、お子さま用グッズの用意や、車イス、シャワーキャリーの貸出など、どなたに対しても気配りを忘れない。

　ここ〈やさしさの宿 まつさき〉は、記念日の滞在はもちろん、リフレッシュやワーケーションにもおすすめする、おもてなし自慢のやさしさ溢れる宿である。

店舗情報