グラスキューブめんめん館
五箇山の豪雪地帯に伝わる製麺技術を次世代へ
硝子メーカーが挑む極上麺
素麺というと縦長の棒状にまとめたものを思い浮かべる方がほとんどだろう。が、ご紹介する〈グラスキューブめんめん館〉が手掛ける手延べ清流素麵は、およそ1メートルにも及ぶ極細の素麺をてまり型にまとめる独特な形が特長で、くるんとまるまった素麺を手で割って茹で上げる。極細でありながら、茹で伸びしない強いコシとのど越しの良さ、鼻腔を抜ける豊かな小麦の香りに、はじめて口にした方は、これが素麺?と驚くに違いない。
同館が製麺所を構えるのは、世界遺産の合掌造り集落で知られる五箇山3村の一つ、南砺市利賀村。この地で古くから営まれてきた伝統的な製麺事業を次世代へと残したいとの想いから製麺事業を引き継いだのが、地元の硝子メーカー「グラスキューブ」だ。
昔ながらの古式手延べ製法と、硝子加工で培われた近代的な製造管理技術の融合によって生み出された手延べ清流素麵は、厳選した粉、地元を流れる清流百瀬川の恵まれた水を使い、4日間かけてゆっくりと乾燥・熟成させることで生まれるまさに逸品。
この手延べ清流素麵の製法を応用した「手延べ清流うどん」「手延べ極細清流うどん」をはじめ、素麺に次いで人気を誇るのが、古くから利賀村で作られてきた風味豊かな二八そば「清流利賀そば」だ。利賀村は古くからそば作りが盛んな土地柄で、毎年2月には「南砺利賀そば祭り」が開催されるほど。そばならではの舌触り、そしてそばの香りと小麦の香りが混然となったその味わいは、そば通も唸らせる。ご自宅用はもちろんのこと、口の肥えた方への贈答品としても、お喜びいただけること請け合いである。
清流素麵やそばのお取り寄せはもちろんのこと、機会があれば、世界中から旅人が訪れる天空の郷・利賀村へも是非一度。どこかしら懐かしく郷愁を感じる里山の風景や製品名の由来となった清流百瀬川のせせらぎに心癒される旅はいかがだろう。
店舗情報
グラスキューブめんめん館
住所 | (本社)富山県高岡市岩坪23-2 (製麺所)富山県南砺市利賀村上百瀬153 |
電話番号 | 0766-75-4573 |
営業時間 | 8:30~17:30 |
定休日 | 土曜日・日曜日・祝日 |
ホームページ | https://menmen-kan.com/ |
※価格は全て税込み価格です