フルーツアスパラガス 白い果実
三右エ門 -sannimon-
岩手の国土が育む恵み
果実のように甘いホワイトアスパラ
「地域を元気にしたい」。若者の流出がすすむ地域の現状に危機感を持ち、「仕事がない」という地域の課題を解決するために、冬場の仕事として、ホワイトアスパラの生産を始めたのが、こちらでご紹介する株式会社馬場園芸の代表 馬場 淳氏だ。馬場さんご一家は、岩手県浄法寺町で稲作と鑑賞用の菊を中心に農業を行ってきたご家族。200年以上も続く家柄で、代表の馬場氏は9代目となる。
ホワイトアスパラの生産を始めた頃は、家族経営であったが、2017年に馬場家の屋号をブランド名とした「三右エ門 sannimon」を立ち上げる。翌2018年に法人となり、2019年に出場した「にっぽんの宝物グランプリJAPAN大会最強素材部門」で〈白い果実〉フローズンがグランプリを受賞する。若者の流出に危機感を持ち、その解決策として始めたホワイトアスパラの生産であるが、その想いと努力が実り、日本一の野菜となったのである。現在は産地化に向けた取り組みを行っている。
特徴的なのは、出荷が12月から始まるということ。この時期の出荷は全国的にも珍しいということだ。春から秋にかけて露地栽培で栄養を蓄えたアスパラの株は、11月初旬に掘り上げ遮光ハウスへ植え付けて育成する。昼夜の寒暖差が大きく、夜間の低温でアスパラの呼吸が抑制され、糖の消費が少なくなる結果、糖分が保持される。その甘さは苺にも匹敵する糖度6〜8度にもなるという。また土寄せをしないで育てているので、サポニンの生成が抑えられ、苦味が少なく柔らかな食感となるのだという。その美味しさは、有名ホテルやレストラン等でもサーブされる一品なのだ。
世界でも唯一、雪の中で栽培されるホワイトアスパラ〈白い果実〉。岩手という本州一寒い気候と土づくりから、「味」にこだわる一品を作り続ける。ご注文を戴いてから収穫し、直ぐに冷蔵されて出荷されるので鮮度はそのままだ。ご注文は同社ホームページからどうぞ。
店舗情報
三右エ門 -sannimon-
住所 | 岩手県二戸市浄法寺町門前向49-6 |
電話番号 | 0195-43-3851 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 日曜日 |
ホームページ | http://www.sannimon.com/ |