北海道の玄関口として国内外から多くのお客様が利用する新千歳空港。その国際線ターミナルビルの上階でホテルを展開する「ポルトム インターナショナル 北海道」が本格的な日本料理を提供するために用意したのが、創業160年を超える京都の歴史ある老舗料亭「下鴨茶寮」。
北海道の豊かな味覚と四季を映す日本料理を提供する〈京都 下鴨茶寮 北のはなれ〉では、本店「下鴨茶寮」の伝統を受け継ぎながら、この土地に根ざした食材の美味しさを最大限に引き出すことを大切に、それぞれの食材を持つ「走り・旬・名残」も組み込み、季節の移ろいを器の中に表現する。旅行や仕事などで北海道へ訪れた夜を彩るディナーコースでは、その時季にしか出会えない味覚を存分に堪能していただける。
食材へのこだわりも強く、昆布や出汁に使う基本の素材はもちろん、北海道近海で水揚げされる鮮魚は料理長自らが産地で確認し、信頼できる業者から品質の確かなものだけを仕入れ、鮮度を極限まで生かす工夫や手間も惜しまない。流通量の限られた魚介や旬の野菜を組み合わせることで、北海道ならではの料理へと仕上げる。
器や盛り付けに日本の美意識が込められているお膳料理は、長寿祝いや顔合わせ、記念日など人生の大切な日の利用の際にもふさわしいのが〈北のはなれ〉の魅力。2025年7月に行われた将棋の王位戦第三局においては、静謐な真剣勝負の舞台に寄り添う料理として振る舞われたことは、店の歩みにとっても大きな一頁となった。
和の粋をモダンに取り入れた設えで整えられた店内には個室も備え、海外からのお客様をもてなしたり、大切な接待の席にも適した空間。全国から厳選した日本酒を揃えるセラーでは、好みに合わせてぐい呑みを選べる楽しみもあり、美酒と美食の時間をゆったりと愉しむことができる。
京都の伝統と北海道の旬が響き合う〈下鴨茶寮 北のはなれ〉。旅の節目に心を刻むひとときを、ぜひ同店で体験していただきたい。
