千曲乃湯 しげの家

千曲乃湯 しげの家

料理自慢、お湯自慢。
千曲川河畔の八室のみの極上の宿

　前身は、昭和中頃・一九六二年創業の日本旅館「芳千閣しげの家」。二〇〇五年の大規模リニューアルに伴い〈千曲乃湯 しげの家〉に屋号を改め今に至る老舗である。お客様をお迎えするのは、戸倉上山田温泉郷の賑わいから少し離れた静かなエリア。千曲川の流れと対岸の山の稜線がなんとも雄大で、澄んだ空が広がる景色に思わず深呼吸したくなる。

　ここは、千曲川河畔に佇むわずか八室のみの風雅な湯宿だ。和の伝統建築とモダンなテイストが調和する洗練された館内には、伝統美や匠の技がいたる処に息づいている。組子細工の第一人者として知られる名工・横田栄一氏による作品や、ラウンジの錦鯉など、上質な設えの見どころも満載。また、機能面でも心から寛いでいただくための工夫が随所に感じられる。例えば素足に心地よい畳敷きの廊下、立ち座りしやすい「椅子とテーブル」での客室、エレベーターが完備され、館内移動にストレスがない点も嬉しい。小さな宿だからこそできる細やかなおもてなしの形が、居心地の良さを創り出している。

　ご滞在中は、美肌の湯として知られる戸倉上山田温泉の名湯を思う存分ご堪能いただきたい。二つの大浴場と貸切風呂はすべて源泉かけ流しで一晩中ご入浴いただける。温泉露天風呂が付帯した客室も人気だ。

　そして、旅のハイライトでもあるお食事は、ゆっくりと寛げるお部屋出し。春の山菜、夏の鮎、秋には松茸やきのこ、そして冬には日本海から取り寄せる旬の魚をふんだんに。「五味五色五法」の日本料理の伝統技法を基本とした、職人の繊細な技の数々。地元・更科の食材を中心に旬の味覚をちりばめた、自慢の会席料理をご賞味あれ。

　同宿のコンセプトは“住む宿”。まるでここで暮らすかの様なリラックスした時間を約束してくれる。いつか再び訪れる日には「ただいま」と言いたくなるにちがいない。

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