喜旬

一つひとつ丁寧に仕立てた上品な八寸が、季節感あふれる旬の素材を目と舌で愉しませてくれる。写真の八寸に盛り込まれているのは、煮穴子そば米粥、甘海老汐辛、海鼠酢、海老芋茶巾、ふぐ皮煮こごり、鮟肝豆腐、鱈子旨煮、空豆青煮、ふきみそ最中。浅い春を感じる組み合わせだ
季節の移ろいを目と舌で愛でる
一期一会の珠玉の料理
さぁ、今日はどんな料理との出会いが待っているのだろう—と、〈喜旬〉の暖簾をくぐる時、誰もが心ときめかせる。料理は一期一会。同じものは二度と出さない。その時期、その日に一番美味しいもの、常に進化し続ける料理をご堪能いただきたい。それが板場に立つ店主・三宅川大輔氏の想いにある。
三宅川氏は中学卒業翌日より料理の道へと進んだ経験豊富な料理人。旅館の料理長、東京神楽坂の和食店での料理長、銀座ミシュラン星付き店での修行を重ね、満を持して2020年11月神奈川県秦野市に自店をオープン。2024年11月に移転した厚木市は、海の幸・山の幸が豊富で生産者との距離が近い場所。こうした新鮮そのものの地元の食材をはじめ季節の旬の食材を目にも美しい品々に。他にも特選枯節と天然利尻昆布を用いる出汁、新潟県佐渡の契約農家直送の米をはじめ、活きたまま仕入れ炭火にて提供する愛知県三河産のブランド鰻「鰻咲(まんさく)」など、厨房にはこだわりの食材が集められ、一つひとつの食材の持ち味が活きるように余計なことをしないのも、三宅川氏の身上だ。
夜のお食事は二部制でいずれも完全予約制。18時半に一斉スタートの夜の部・一部は、季節の移ろいを映した趣向豊かな2種類のコース料理をご提供。二部の営業では小会席をベースに、変化するメニューからお好きなお料理を単品でお選びいただけるアラカルトのご用意があり、お酒も進む。
お客様をお迎えするのは、小田急小田原線本厚木駅からゆっくり歩いて10分ほどのビルの2階。上品な店内には国産無垢材のカウンターが用意され、椅子の座り心地も申し分ない。お食事の際には、店主との会話も存分に愉しみながら、目と舌で味わう旬の味覚をどうぞご堪能いただきたい。

和牛と筍を炭火で焼き上げた一品

上品で洗練された料理の一例から。玉子地に雲丹を練りこみ蒸しあげて、生雲丹出し餡を添えた「雲丹玉寄せ」。木箱に入れて


金目を幽庵焼きにし、炊いた蕪を炭火で焼いて菜の花のすり流しを注いだ御椀

かきで取った出汁を使い土鍋で炊き上げたご飯に、地のりと牡蠣を盛り付けた土鍋ご飯

自家製のからすみを蒸したてのもちで巻き、炭火で焼いた一品。食す際にのりで巻いて



プライベートな会食等に重宝する6名様まで着席可能な個室もご用意。落ち着きのある空間でゆったりとお食事を愉しんでいただける
店舗情報
喜旬
住所 | 神奈川県厚木市寿町2-1-28 2F |
電話番号 | 070-8485-6904 |
営業時間 | 昼 11:30〜15:00(L.O.14:30) 夜 18:00~22:00 |
平均予算 | 昼 1,200円 夜 18,000円 |
定休日 | 日曜日・祝日 |
ホームページ | http://kissyun.jp |
※平均予算は税込み金額の目安です