四季の佳肴と御酒の店 馳走なか川

四季の佳肴と御酒の店 馳走なか川

旬の食材や高級食材を使い、旨い酒と旨い肴を愉しむ。
お客様を想う店主の気概溢れる日本料理の店

　人間、年を重ねるほどに、お世辞や嘘のつきあいが嫌になる。料理も同じ。直球勝負で誂えた旨い一品を肴に盃を傾けたくなる夜があるものだ。そんな時には〈馳走なか川〉の暖簾をくぐっていただきたい。

　店主の中川賢治氏は、馳走＝馬を駆って素材を求めるほどに誠心誠意を込めてお客様をもてなしたことに由来する言葉をとても大切にする人だ。創業以来、春は山菜、秋はきのこを採取するため自ら山に入り、野菜の多くは自家菜園で無農薬栽培をしている。また、自ら生産者の元へと出向き、間違いのない食材を入手することもこだわりである。

　店では、丁寧に手作りする酒の肴や日替わりの一品料理の数々が用意され、大阪の割烹やホテルに長年勤務していたことから、関西圏からの仕入れに太いルートを持ち、河豚や鱧、クエといった高級食材を使った料理、蟹や松茸など旬の極上食材を使った季節のおすすめコースが人気で、シーズンの到来を待ち焦がれるファンも多い。予約時に希望の食材をリクエストすれば、可能な限り応えてくれる懐の深さも常連のお客様から信頼を得ている。さらに〆に味わう手打ち蕎麦は、蕎麦粉の産地や配合の割合いにこだわっており、絶品と評価も高い逸品。

　店主はソムリエの資格も持つことから、全国各地の厳選した地酒を揃える他に、ワインも和食料理人の目線から日本料理と相性のよい銘柄を常時30種類ほど用意している。

　店舗の裏には、入り口を別にする貸し切りの“離れ”も用意されており、お好みの日本酒やワインと一緒に四季折々の炭火焼なども愉しむことができる。離れでは他のお客様とは顔を合わせることがないので、接待の席として利用するのにも相応しい。

　ここ〈馳走なか川〉は、かしこまることなく美酒と美食のひと時を愉しめる日本料理店。席が空いていればお一人でも入店できるので、どうぞお気軽に。

店舗情報