国立音楽院
宮城キャンパス・弦楽器工房
好きな音楽を一生の仕事に活かせる
「音楽のまち」に佇む楽器技術者の名門校
宮城県北西部に位置する加美町。この街では、国内有数の音響効果を誇り文化発信の拠点として注目を集める「バッハホール」を地域資源として、音楽の力を活用したまちづくりに取り組んでいる。そんな「音楽のまち」で存在感を放つのが〈国立音楽院宮城キャンパス・弦楽器工房〉だ。
町の誘致のもと、小学校だった校舎を活用し2017年に東京本校の分校として産声をあげた同校。ピアノや管楽器、ギター、ベースなど、あらゆる楽器の製作や修理に関する技術・知識を習得することのできる各種学科が存在する。中でもヴァイオリン製作科は、創設25年の歴史を誇る名門学科だ。音楽学校として国内唯一の学科で、これまでに数多くの弦楽器技術者を楽器業界へ排出してきた。木工の基礎をはじめ、生徒の希望に合わせて分数楽器やヴィオラ、チェロの製作に取り組むことができるほか、弓の毛替えや本体修理など、幅広い学びの場を用意。静かな環境でじっくりと楽器に向き合い、腕を磨くことができる。
キャンパス内にある工房では、ヴァイオリン製作科講師の安冨成巳氏が楽器の修理・調整の受付のほか、製作・販売も実施。中でも得意とするヴィオラ製作では、奏者の好みに寄り添ったオーダーメイド製品が人気を博す。また、豊富な経験を活かした音の調整についても応じてくれるため、お持ちの楽器について気になる点があればぜひお問合せを。
音楽業界での活躍に向けた生徒達の学び舎として、また工房で製作した楽器の販売やお手持ちの大切な楽器の修理の場として—さらに同校では、多数の技術者や演奏家によるワークショップの開催や、日本人弦楽器製作家の楽器展示会、著名な演奏家を招いたコンサートなども実施。「音楽」を多角的に体感できる町の拠点として、今後も進化を遂げ続けるに違いない。
学校見学や資料請求、工房製作の楽器についてなど、各種お問合せは同校ホームページからどうぞ。
店舗情報
国立音楽院
宮城キャンパス・弦楽器工房
住所 | 宮城県加美郡加美町上多田川字笹沢東1-1 |
電話番号 | 0229-25-5461 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | なし(お盆休み・年末年始を除く) |
ホームページ | http://www.kma-miyagi.com/ |