大七酒造

左から「楽天命」「箕輪門」「宝暦大七」「妙花闌曲」「妙花闌曲Grande Cuvée(グランド・キュヴェ)」「妙花闌曲Ω(オメガ)」「生酛梅酒極上品」。味わいはもちろんのこと、ボトルの美しさもテーブルにより一層の華を添える
世界の要人からも愛される
生酛造りの至高の酒
米と水を原料とする日本酒に欠かせないのが、酒の味を左右する酵母の存在だ。その酵母を育てるために、自然界に生息する自然のままの乳酸菌をゆっくりと成長させる「生酛(きもと)造り」は日本酒の最も正統的な醸造法であり、人工的な乳酸を使った速醸法で造った酒に比べて数倍の時間を要し、杜氏の力量が問われる技法でもある。
江戸中期、宝暦2(1752)年開蔵の〈大七酒造〉は、多くの蔵から姿を消したこの伝統技法・生酛造りを開蔵以来270年という長きにわたり、こだわり続け追求する老舗蔵。生酛造りの第一人者としての呼び声が高く、醸される全ての酒が生酛造りのみという国内でも非常に希少な存在だ。
同蔵は、日本三井戸の一つ「日影の井戸」がある名水の地で、この生酛造りを礎に原料米の潜在力を最大限に引き出すための「超扁平精米技術」といった独自開発の革新の技術を融合。新酒を搾った春にピークに達するのではなく、ひと夏を経て冬にかけてじっくり時間と共に成長を続け、日本酒としての美質を大きく開花させたその酒は、奥深い豊かなコクと洗練された気品あふれる味わいを兼ね備え、料理との見事な調和、食事を豊かに美味しくする酒として、サミット晩餐会、海外王室晩餐会での採用等、世界的な称賛を受けている。
〈大七酒造〉は、これまでに精米と醸造の各分野で2人の「現代の名工」を輩出。日経新聞「何でもランキング」第1位、「地酒大show」3冠3連覇の偉業をはじめ、各種コンクールでも圧倒的な成績を収める生酛造りの匠の味をぜひともご自身の舌でお試しを。
また、ラグジュアリーな酒蔵見学も、お一人様から有償にて可能なので、ぜひ足を運んでいただきたい。

パリの五つ星パレスホテル「ホテル・ドゥ・クリヨン」で開催された大七特別晩餐会。中央奥、「亀鏡」を口の長いデキャンターに移し替えるのは、ソムリエのグザヴィエ・チュイザ氏。チュイザ氏は、2022年「フランス最優秀ソムリエ」であり、「MOF:フランス国家最優秀職人章」の受賞者。美食大国フランス随一のソムリエが大七酒造の酒をサーヴした

生酛造りの粋を極めた最高級酒「亀鏡」。野趣に富み、かつ極めて洗練された旨酒だ

稀少な紀州産南高梅の4L以上という超特大最高級品を用い、伝家の生酛純米大吟醸「箕輪門」のみを使用した梅酒「生酛梅酒極上品」

酒造りのすべての工程を虚心に見つめ直し、渾身の力をもって醸した生酛造り純米大吟醸雫原酒「妙花闌曲Ω(オメガ)」

現代の名工・佐藤孝信氏
店舗情報
大七酒造
住所 | 福島県二本松市竹田1-66 |
電話番号 | 0243-23-0007 |
営業時間 | 9:00~16:00 |
定休日 | 土曜日、日曜日、祝日、年末年始 |
ホームページ | https://www.daishichi.com/ |
※商品価格は全て税込、2022年9月現在の価格になります