大倉陶園

〈大倉陶園〉の代名詞ともいえる絵柄「ブルーローズ」誕生90周年と〈大倉陶園〉創立100周年を記念し、「瑠璃」と組み合わせた新作(右:カップ&ソーサー 22,000円、左:20cmケーキ皿 13,750円)。本焼成した白生地にコバルト絵具が釉薬と柔らかく溶け込み、深みと優しさを加えながら美しい文様を作り上げる
世界を魅了する究極の白磁
日本を代表する洋食器の最高峰
「良きが上にも良きものを」。この想いを貫くこと百余年。ご紹介する〈大倉陶園〉の創設は1919(大正8)年。森村商事株式会社・株式会社ノリタケカンパニーリミテド・TOTO株式会社・日本ガイシ株式会社・日本特殊陶業株式会社と共に世界最大のセラミック集団を形成し、国内洋食器メーカーの最高峰として美術的価値の高い磁器を作り続けている。
同社の魅力は、完璧なまでの白磁の美しさにある。最高級ランクのカオリンを贅沢に使用し、1460度の高温で本焼きを施す焼成の技術が生み出す特出した色の白さ・磁器質の硬さ・肌の滑らかさは、フランスが世界に誇るセーブル焼きのブルーと対に、「セーブルのブルー、オークラのホワイト」と称賛を集めている。
1928年の誕生以来、90年以上愛され続けるアイコニックな「ブルーローズ」といった絵柄も、土台となる白磁の美しさがあってこそのもの。世界でも類を見ない技法を継承し、手作業による美しい加飾やデザインが施された製品は、洋食器という分野でありながら日本の文化と伝統を宿し、海外からの要人や賓客を迎える赤坂離宮や京都迎賓館の御用洋食器をはじめ、一流ホテル等でも広く採用され、数多くの晩餐会を彩ってきた。また、設立当初はオーダーメイドによる受注生産が主だったことから、1942年以前の作品は、「オールド大倉」と称される希少なコレクションであり美術的価値も極めて高い。
製品は名入れ、イニシャル入れ、フルオーダーメイドも可能なので、大切な方への贈り物にもおすすめだ。横浜本社では、絵付けの見学だけでなくスクールも実施。熟練の絵付け師が自ら技術を伝達。伝統ある描絵技法をご自身で体験することが可能だ。

絵付けの様子。繊細な日本画の技法を用いた素描き技法は、絵具を油で溶いて描くため、多様な調子のある絵を表現できる。

真っ白な白磁のサービスプレートに深紅の薔薇が映える「一本の薔薇」シリーズ

手描きの桜と瑠璃の深い青に、菊花エンボス文様が特徴のシリーズ「日本」(サービスプレート 275,000円)。

100本の薔薇の花束よりもインパクトのある「一本の薔薇」。飾り皿としてもお使いいただける(30cmサービスプレート 110,000円)

均一に漆を塗った上から絵具の粉を蒔く漆蒔き技法。
店舗情報
大倉陶園
住所 | 神奈川県横浜市戸塚区秋葉町20 |
電話番号 | 045-811-2185(代表) |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 土曜日、日曜日、祝日不定休 |
ホームページ | http://www.okuratouen.co.jp/ |
※商品価格は全て税込み価格になります