大王わさび農場の本わさび 株式会社 大王

大王わさび農場の本わさび
株式会社 大王

水と共に生きて「この地でわさび100年」、
「この先もわさび100年」

　わさび栽培は自然と文明の狭間に生き残った数少ない産業のひとつ。北アルプスの雪解け水が湧き出る安曇野の地で、〈大王わさび農場〉の開拓がスタートしたのは、1917年（大正6年）のこと。今から約100年前のことである。先人達の一大プロジェクトにより、20年もの歳月をかけて完成した同農場は、現在では、年間100トンのわさびを生産し、ミシュラングリーンガイドの1つ星を取得。「湧水エネルギー」のパワースポットとしても注目を集める。

　水と生きるをテーマとした資料館「百年記念館」や、わさび畑を見ながら本格的なコーヒーが飲めるカフェ、湧水で炊いたご飯が自慢の和食処、わさびとよく合う肉料理が楽しめるレストラン等、多彩な施設を併設。年間約100万人もの観光客が訪れるわさびのテーマパーク的存在となった。

　TVのロケ地としても度々登場する「わさび田」は、日本最大級の面積を誇り、その広大な風景は、見るものを圧倒する迫力。自然の景観をそのままに、わさび栽培の技術の伝承と改良に勤しむ同農場の最大の見所でもある。本物志向にこだわった安曇野ならではの、香り高い上質な「生わさび」や原材料にこだわった「極上わさび漬」、農場産のわさびを使ったチューブ入りの「おろし生わさび」等、同農園のわさびを用いた商品は、信州の土産物としても人気が高く、オンラインショップにて全国各地への配送も行っている。

　安曇野の水と緑、そして本わさびを満喫できる癒しの空間で、開拓に関わった先人の夢とロマンに想いを馳せつつ、散策するもまた一興だ。

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