天然温泉浜辺の宿 あさひや

「快水浴場百選」にも認定されている島尾海水浴場を目の前に
富山の新鮮な魚介を味わえる料理自慢の小さな湯宿
宿と海の間にあるのは、白い砂浜と松の木だけ。ご紹介する〈天然温泉浜辺の宿 あさひや〉は、海の向こうに立山連峰を望む島尾海岸までまっすぐ歩いてわずか90秒。夏は水着で渚に行ける波打ち際の宿である。この地で60年ほど前から営まれていた民宿を、現在の店主である池田匠氏が引き継いだのは2014年のこと。
宿は木造2階建て。日本家屋の趣を残しながら全面的にリニューアルされているので、客室は快適そのもの。2023年に誕生したロフトと露天風呂付き一棟貸し切りの離れを加えた総客室数はわずか6室。布団敷きの1室を除いた5つの客室には、安眠をお約束するシモンズのベッドが配され、母屋の客室には畳の空間が残されているのも嬉しい計らい。3つある氷見温泉の湯を満たす温泉風呂は貸し切りであることから、他のお客様を気にせずゆっくりと湯浴みを愉しむことができる。車椅子の方も利用していただけるようにとバリアフリー対応のお風呂が用意されているのも、お客様想いのお宿ならでは。
ここは料理も自慢の宿。池田氏は宿を引き継ぐ前は割烹料理の店で研鑽を重ねた料理人。なので料理の腕前も一流。氷見の魚介や氷見牛といった地元の食材を使った料理を愉しみに何度も訪れるリピーターが多いのも特徴だ。新鮮そのもの──富山弁で言うところの“キトキト”の魚は、春から夏には、白エビ、ホタルイカ、鱧に岩ガキ。冬のはじめまでは希少なのどぐろも味わえる。秋から冬は寒ブリやずわい蟹にふぐ料理。通年味わえる獲れたて鮑も絶品だ。
いつ訪れても小さな宿ならではの行き届いたおもてなしが心に和む〈あさひや〉。だからこそ、都会の喧騒や日々せわしなく過ぎてゆく日常を離れ、誰にも気兼ねなく、何もしない贅沢をゆっくりと味わうため、静かに過ごすために訪れたい浜辺の宿。
食の宝庫・富山の新鮮な食材を使った美味しい料理と泉質のよい天然温泉、そして潮騒に包まれる癒やしの旅時間を、どうぞ〈あさひや〉で堪能していただきたい。






店舗情報
天然温泉浜辺の宿 あさひや
住所 | 富山県氷見市島尾2195 |
電話番号 | 0766-91-2045 |
宿泊料金 | 2名様の場合、1名様 (1泊2食付き・税サ込)
母屋 18,700円~66,000円 離れ 38,500円~ |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | https://www.himi-asahiya.com |