家具工房 雉子舎

見て、触って、使って良し。
個性を活かした無垢の家具と木の小物
岐阜県高山市の木地屋渓谷は、その昔、木の器をろくろで挽いて制作する「木地師」が住んでいた谷である。ニホンカモシカや小動物が姿を見せる美しいこの谷のほど近くに、ご紹介する〈家具工房 雉子舎〉の工房がある。
立ち上げから33年。「木の持つ個性を活かした素材感の高い家具づくり」をコンセプトに、世界に一つしかない家具を手掛ける。
雉子舎の家具づくりは、森から伐り出された原木の丸太を製材するところから始まる。
集いの空間から個の空間までを彩る家具は、モダンですっきりとしたデザインのものや、本を開いたような左右対称の木目が美しい「ブックマッチテーブル®」、丸太の外側の樹形をそのまま残した耳付きテーブルやスツール等、自然のままの味わいを活かしたシリーズが数多い。無垢材の持つ色・型・木目を活かした家具づくりをするなかで、無垢材の良さを新しい観点から引きだせないかという想いから、無垢の木の立体的な加工を探求している。飛騨の機械メーカーなどと協力し、数年にわたる3Dスキャニングコッピングマシンの試作から実用機の開発をしており、「自然の産物である木を大切に。」その思いから、このコッピングマシンを使用して、家具をつくる時に出る端材を利用した新たな商品を製作している。いずれも、木そのものの重厚感やぬくもりを宿し、きわめて堅牢で使い込むほどに味わいが増すため、百年後もアンティークとして使用可能なのはもちろん、さらに、削ったり磨き直したりすることで新品同様によみがえるのも無垢材ならではの持ち味だ。飛騨高山にお越しの際には、工房で制作した家具やオリジナルのクラフト小物を展示販売する〈雉子舎Gallery〉へぜひお立ち寄りいただきたい。
自然のエネルギーが創り出した木そのものが持っている色、形、木目といった個性を活かした家具を、無垢の木と真正面から向き合い、こつこつと作る。木の魅力を引き出す家具が、暮らしを心地よく包んでくれる。









店舗情報
有限会社 雉子舎
住所 | 岐阜県高山市丹生川町大萱1430-2 |
電話番号 | 0577-78-4030 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 第2・第4土曜日、日曜日、祝日 |
ホームページ | http://www.kijiya-fc.com |
雉子舎Gallery
住所 | 岐阜県高山市本町2-52 |
電話番号 | 0577-34-5674 |
営業時間 | 10:00~12:00 13:00~18:00 |
定休日 | 火曜日、水曜日、木曜日、年末年始、他不定休あり |