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心地よい未来のために 始めよう、SDGs vol.1

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心地よい未来のために
始めよう、SDGs
vol.1

最近、丸い輪っか形をした虹色のマークを目にする機会が増えてきました。
これは、SDGsが掲げる17のテーマを表しています。
これからますます注目が集まるSDGs。
その必要性やかかわり方をお伝えします。

SDGsって何?

この先ずっと心地よく過ごしたい、あなたの目標でもあります

SDGsは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の略称。150を超える首脳が参加して20159月に開かれた国連サミットで決まった、2030年までに達成すべき世界共通の目標です。

ところが、世界経済フォーラムが行ったSDGsの認知度調査によると、調査対象28カ国の中で日本は、残念なことに最下位。SDGsを聞いたことがあるという人は、世界平均が74%ほどであるのに対し、日本は49%ほどと、言葉さえまだまだ知られていない状態であることがわかりました。

「国連が採択した目標」と聞くと、自分とはかけ離れた感じがするかもしれません。しかし、SDGsは一部の人に課せられたものではなく「2030年までに『こうなろう』」というみんなの目標。決して他人事ではありません。

また「持続可能な開発目標」というと、何だかピンとこないと思うかもしれません。「持続可能」とは「ある状態を続けることができる」ということ。今、世界で起こっているいろいろな問題を解決して「人間がずっと住み続けられるような地球」であるために取り組むみんなの目標、つまり「あなたの目標」でもある――、それがSDGsなのです。

自分にできることは?

自分の価値ある行動を意識。家族へ、地域へ広げましょう

 SDGsには、世界中で取り組むべき17の目標があります。貧困、エネルギー、まちづくりなど、ひとつひとつを見ると独立したもののように感じ「こんなにいろいろできない」と及び腰になるかもしれません。

しかし、よく見るとどれもが関係し合い、つながっていることが分かります。逆に言えば、ひとつの目標を達成しようと行動すれば、ほかの目標到達にも近づいているということなのです。

 そして、うれしいことに私たちは、案外知らず知らずのうちにSDGsに関わっていることも多いのです。たとえば、家で「家族が食べきれる量のご飯を作ろう」としているのならば、食品ロスを減らすことや温暖化防止をすでに実践しているということ。地元で作られた農産物を購入しているのならば、輸送に伴う温室効果ガスの削減や、フードマイレージ軽減にも自然と貢献しているということなのです。

自分の行動に意識を向け、それが価値のあるものだということが分かると、行動は変わってくるはずです。そして、自分から家族、地域へと行動の輪が広げてみんなで目標を達成しましょう。

次からは、SDGsに取り組む企業の具体的な事例を紹介します。

 

「01 貧困をなくそう」に続く

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