オーナーシェフ 新井 茂氏 埼玉の懐石料理店や「横浜ベイシェラトンホテル」の和食部門で研鑽を積み、2004年から六本木ヒルズの高級会員制クラブ「京懐石 温石」にて副料理長を務め、2007年に「奥伊香保 旅邸 諧暢楼」の初代料理長、2010年には「駐アゼルバイジャン日本大使館」の料理長に就任。帰国後は京都茶懐石サロン「不老庵」の料理長を経て谷川温泉「別邸 仙寿庵」の料理長に就任。その後独立して〈日本料理 やまどり〉をオープン。2023年は店がオープンして11年目。15歳から好きな料理を続けてきた。自分の店を構え、ここまでやってこれたのも全てはご来店いただく皆様のおかげと常に感謝の言葉を口にする新井氏。そんな新井氏の人柄と料理に惚れる政界や財界、著名人のファンも多い。また、障がい者を対象とした料理教室のボランティア講師や高崎高島屋での料理教室のセミナー講師、各学校における料理教室の講師を行うなど、日本文化の継承と次世代（料理人）への伝承や人材育成のために幅広く活躍しており、これから料理人になろう、または料理人としてさらにランクアップしたいという方などが修業の場とするのにも相応しい店である。新井氏は自分を取り巻く全てのことに日々感謝しながら「温故知新」の精神を大切に、これからも料理と向き合ってゆく
支配人 唎酒師・ソムリエ 坂本 功氏 東京グランドホテルマネージャー、ホテル北野アームスの料飲支配人、株式会社酒類総研取締役、フードオーガナイザー協会元会長などを歴任してきた。日本酒資格「唎酒師」の立ち上げメンバーの一人でもあり、全国的にも数少ない日本酒やワインのスペシャリスト。ソムリエ田崎真也氏と共に仕事を行った経験もある。同店では、食材が季節で変わるように用意する日本酒も季節で変える。夏は生酒に氷、秋はひやおろしや秋あがりなどメニューに合わせて1シーズンに4〜6回、その日本酒の“ストーリー性”にもこだわりながら入れ替えを行っている
昼、夜共にコース料理を中心とし、昼はお膳メニューもご用意している。年間を通して味わえるのは群馬県のブランド和牛「増田牛」や愛知県一の宮産の鰻などがある。コース料理は季節ごとに替わり、夏は鮎、冬は河豚など旬の味覚をお愉しみいただける
プレミアムおせち：3段12万円（税別）。蒲鉾などはすり身から全ての料理を手作りし、冷凍作り置きは一切無い。食べる時に最高の美味しさになるよう新井氏が2日間徹夜して作る渾身のおせち。お渡しの際にクタクタな姿の新井氏も名物である
季節の料理にこだわるからこそ仕入れる食材も妥協せず、全国の産地から“今一番”の品を取り寄せる。写真：大間の鮪。
兵庫の松葉ガニ
京都の筍
松茸の写真は購入伝票もあえて一緒に映している。京都の一級品である
入り口は、食の神様が祀られる伊勢神宮の正宮に見立てられた門が設えられ、厳かな雰囲気を醸している