岐阜市の東鶉は、街中の喧騒から離れた静かなエリア。ご紹介する〈日本料理 近どう〉は、この住宅街の一角に暖簾を構えて11年目。2008年の開業からは17年となり、「ハレの日の食事なら近どう」との呼び声も高い、地元でも屈指の日本料理店である。
日本料理の本当の味わいは、素材の中にある。その味を素直に引き立てるのが同店の目指す「雅味（がみ）」。長い年月をかけて育まれてきた日本料理という“宝”との出会いを心から愉しんでいただきたい、食べるというよりは、味わっていただきたい…。そんな想いがこの雅味という言葉に託されている。
お品書きは、店主自らが市場に足を運び目利きした旬の素材をふんだんに使った会席料理を中心に、丁寧に手をかけた料理の数々が並ぶ。すっぽんやふぐ、天然くえといった鍋料理も揃い、ご予算やご用向きに応じて豊富な価格帯の用意があるのもうれしい限り。
いずれの料理も、「五法」「五味」「五色」を大切にし、品のある味を「五感」でも愉しんでいただけるよう、食べやすく心地良く仕上げている。見目も鮮やかに日本料理の神髄を備えた一皿は、お客様の喜ぶ顔を思い浮かべながら素材と向き合う料理人の腕と真心の結晶だ。また器も、店主自らが集めたもので、地元の作家に作陶を依頼したものもある。こだわりの器も酒食のひと時をより一層華やかに彩ってくれる。
店は風雅な一軒家。カウンター6席、個室も6部屋あるので、大切な方との接待や、お祝いの席、会食等、様々なシチュエーションで重宝すること間違いなしだ。
接客も細部にわたって気配りが行き届いているので、大切な日のお食事をどうぞ安心してお任せいただきたい。
