旧師団長官舎レストラン・エリス

明治のノスタルジックな空間で味わう
和魂洋才の優雅なコース
煉瓦造りの門柱と左右に広がる樹木に誘われ、陽射しが舞い込む敷地内へ。目の前には明治43年に建てられた「旧師団長官舎」が優雅に佇む。同館は新潟県内で唯一現存する戦争遺跡であり、青森県と愛知県の旧師団長官舎と併せて国内に現存する3つの旧師団長官舎のうちの一つ。2階建てで創建当時の状態に復元されているのは、唯一この建物のみと言う希少なもの。この建物でお食事を楽しめるのが、竣工111年目となる2021年開業の〈旧師団長官舎 レストラン・エリス〉だ。
同館1階は天井が4メートル近い洋室で、2階は明治期ならではの和洋折衷。公的な空間として利用されていた1階の5室がレストランとして利用されているが、1部屋に1組のみの完全個室。特注品のテーブルに椅子、新潟の作家が手掛けた器やカトラリーもノスタルジックな空間に良く似合う。いずれの部屋からも5百坪を超える回遊型庭園を望み、日没後からはライトアップが施され、桜並木と紫陽花がドラマチックな彩を添えている。
もし同店のシェフ・米谷太雅氏が当時にタイムスリップしたならば?という視点で組み立てられる料理は、米谷シェフが挑むまさに「和魂洋才」。現地から50キロ圏内の食材にフォーカスし、シンプルな調理法を主体に組み立てられたおまかせコースは、約10品から13品。軽やかな味わいなので最後までストレスなくお愉しみいただける。同店の前身が2020年夏発刊のミシュランガイド新潟特別版にて上越地方で掲載された数少ないレストランであり、上越地方で唯一ワインが評価されたことも特筆すべき点だろう。国内屈指の醸造所として知られる長野県の小布施ワイナリーをはじめ、近隣のワインも目利きのものが揃っている。レストランウエディングをはじめ、庭園での挙式やオリジナルの人前式にも対応し、ディナータイムには一棟貸切りも可能なので、祝賀会や各種パーティーにもぜひご利用を。
レストランご利用のお客様は、館内の見学や回遊型庭園の散策が可能というのもうれしい限り。ここ〈エリス〉へのご来店を目的に、上越への旅を計画してみるのもおすすめだ。











店舗情報
旧師団長官舎レストラン・エリス
住所 | 新潟県上越市大町2-3-30 |
電話番号 | 025-526-5903 |
営業時間 | Lunch 11:30〜14:30(L.O. 12:30) Dinner 18:00〜22:00(L.O. 19:00) |
平均予算 | Lunch 10,000円(税込) Dinner 15,000円(税込) |
定休日 | 月曜日 |
ホームページ | http://www.r323403.gorp.jp/ |
※平均予算は税込み金額の目安です