有限会社 アーキスタジオ川口
一級建築士事務所

「House in Seijyou –成城のガーデンハウス-」。ポストコロナのライフスタイルをテーマに安心・安全・快適な住まいを目指した。玄関は北側

「House in Seijyou –成城のガーデンハウス-」。南に面した2階リビング・ダイニング

「House in Seijyou –成城のガーデンハウス-」。3階部分まで吹き抜け天井にした開放的な空間となっている。階段は1階から屋上のペントハウスへと繋がる
ARCHITECTURE MELTS INTO THE EARTH
豊かな時間と空間を享受できる住まいを創造
本誌読者の方にも、川口とし子氏の名前をメディアを通してご存じの方が多いことと思う。国内外の建築事務所勤務を経て、前身となる「アーキスタジオ・オゾン」を立ち上げたのは1989年のこと。後に〈アーキスタジオ川口一級建築士事務所〉に改称し、その活躍のフィールドは、建築からプロダクトデザインまで幅広い。
代表作に、桐材を使った着物を収納するチェストで、2011年「グッドデザイン賞」を受賞。災害時に安全・安心な環境を保つ「CH14レジリエンス住宅」で、2014年「グッドデザイン賞」を受賞。さらには、2015年「第32回住まいのリフォームコンクール」で住宅リフォーム推進協議会会長賞を受賞している。
多彩な分野で高い評価を受けている川口氏が手掛ける空間は、「シンプル&サスティナブル」。建築における最大のテーマは「地球環境」と「人々の安全・安心の生活を守る」という2点に集約されるとし、長岡造形大学にて「環境・景観と建築再生」をテーマにした研究活動にも長年励んできた。
人と環境にやさしい本物志向の素材選択や、ものづくりへのこだわりが細部まで行き届き、和とモダンが高次元で融合する知的でハイセンスなデザインが持ち味だ。
また、最先端の建築技術で長く住み継いでゆく家づくりを目指すと同時に、短い期間で廃棄と新築を繰り返す「スクラップアンドビルド」から脱却するためのリフォームにも注力。これまでにも多くの中古物件が川口氏の手によって新たに息を吹き返している。
建築という行為を通じて、人々がより豊かな時間と空間を享受できるように──。その真摯な想いを持ってクライアントと向き合う川口氏と共に、家族の豊かな暮らしの土台となる家づくりをスタートさせてみてはいかがだろう。

「House in Seijyou –成城のガーデンハウス-」。キッチンからリビングを望んだ様子

「House in Seijyou –成城のガーデンハウス-」。洗面

「House in Seijyou –成城のガーデンハウス-」。浴室

「House in Seijyou –成城のガーデンハウス-」。1階にはウッドデッキの庭があり、浴室の窓を開ければ露天風呂の雰囲気が味わえる。広い玄関ホール、階段、洋室3室、ウッドデッキの庭、ペントハウス、水回りで構成されている 構造:木造。施工期間:2022年3月〜2022年9月。敷地面積:221.77㎡。建築面積:84.21㎡。延床面積:167.73㎡

「有料老人ホーム ロングライフ成城」。リビング・ ダイニング

「有料老人ホーム ロングライフ成城」。寝室。老人ホームではあるが、自宅のようにリラックスでき、外部とのコミュニケーションも促す清潔で明るい内装設計を目指した。特に配慮した部分は、①居心地を考慮して床・壁・天井の素材を厳選。東側の壁は珪藻土にして室内空気環境に配慮。②シンプルなデザインで落ち着ける空間とした。③四季を感じられるようにフルハイトのテラスサッシを活かし、リビングとDKの間の下り壁にミラーを設置し、リビングに自然の揺らぎを招き入れている。④自立支援につながる安心安全な素材や家具で設えた

代表取締役 建築家 川口とし子氏 建築からプロダクトまで多彩に活躍し、住宅のリフォーム前後を紹介する人気のTV番組には8回出演。2009〜2022年長岡造形大学にて教鞭を執る
店舗情報
有限会社 アーキスタジオ川口一級建築士事務所
住所 | 東京都港区南青山6-1-6 |
電話番号 | 03-5485-0670 |
営業時間 | 要相談 |
定休日 | 不定休 |
設計・監理エリア | ・全国 ※詳細につきましてはお問い合わせください |
ホームページ | http://arcka.com |