木乃婦
京料理の伝統と自由な発想
老舗3代目が挑む新しい京の味
たとえば昆布と鶏がら、中国ハムでだしをとった、「フカヒレ胡麻豆腐」。口当たりはあっさりとしながらも、きめの細かいとろりとした風味豊かな味わいに魅了される。この稀有な料理を手掛けるのは、四条烏丸からほど近い町屋に暖簾を構える老舗料亭〈木乃婦〉の3代目店主・髙橋拓児氏その人である。初代、そして先代をはじめ、吉兆創業者である湯木貞一氏にも師事。室町の旦那衆に愛されてきた伝統の味わいを受け継ぐと同時に、〝拓く〟という名が顕すがごとく、西欧や中国料理の料理法・食材を果敢に取り入れ、大学と共同でうまみや栄養成分を化学的に分析する等、独自の取り組みで日本料理に新風を吹き込む存在でもある。また、自身がシニアソムリエでもある氏は京料理とワインのマリアージュを愉しめる「ワイン献立」も考案。手掛ける料理の一皿一皿に、旬を惜しみなく用い繊細な味わいに仕立てる伝統とサプライズがあり、季節やお客様に応じて巧みに料理構成を変える等、その技量に魅了されるファンは数知れず。
〈木乃婦〉は京の町家らしく、奥に長い。ゆったりとお寛ぎいただける風雅な座敷は、四季の庭を臨む個室仕様となっている。2名から70名様まで各種ご用意があり、その規模は京都随一である。会食や接待をはじめ、宴会や披露宴まで安心してお任せいただける行き届いた接客も、まさに老舗ならではのもの。
ワイン、日本酒の品揃えも豊富で、懐石、お弁当、仕出し等お客様への対応も実に幅が広い。
折に触れ、大切な方と暖簾をくぐっていただきたい、伝統と革新の日本料理の名店である。
店舗情報
木乃婦
住所 | 京都府京都市下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町416 |
電話番号 | 075-352-0001 |
営業時間 | 昼 12:00~13:30(L.O.) 夜 18:00~19:30(L.O.) |
平均予算 | 昼 13,000円(税サ込) 夜 28,000円(税サ込) |
定休日 | 水曜日 |
ホームページ | http://www.kinobu.co.jp |
※平均予算は税込み金額の目安です