ご紹介するのは全て「久留米の家」。写真は天井高2100mmのLD。リビングドアを開けると、窓を通して庭まで視界が広がる設計で、伊礼氏の作品をはじめとした、こだわりの家具で動線を調整。窓からは、ウッドデッキを介して造園家・小林賢二氏の手掛けた庭が見える。この庭は家同様に家族と共に成長し、まるで自然の木立のように見える
真四角の開口部が新鮮。リビングの開口部をあえて全面開口とせずに一部壁を作り空間に日本的な落ち着きと陰影を。格子戸は、中からは外が見えるが、外からは中が見えにくく、プライバシーを守る働き。雨戸の代わりでもある
母屋と屋根付きのカーポートでつながる離れは図書ルームになっていて、将来地域に開放される予定。「家」というものを通して久留米とその近郊のまちを豊かにするという考え方がベースにある
造園家・小林賢二氏が担当した庭は、どの窓からみても美しく、家族と共に育っていく庭だ。自然がそのままそこにあるような石の使い方も庭の魅力を引き立てている
天窓から入る日差しが心地良い２階リビングは、多目的に使えるフリースペース。壁一面の造作の棚で収納力も十分に
永田格子を通して西陽が玉のように見える情緒のある玄関。
機能的で使いやすい造作キッチン。あえてオープンとせず独立した空間に。