石苔亭いしだ

湯と食と建築、そして伝統文化を大切に
和の贅を味わい尽くす南信州の新しき老舗
長野県の南端に位置し、豊かな自然に囲まれる阿智村は、環境省認定の日本一星空が美しい村として知られ、美肌の湯と言われる良質な泉質を誇る昼神温泉郷や、「園原」という地名が万葉集や源氏物語にも登場する歴史のある地。
ご紹介する〈石苔亭いしだ〉は、阿知川沿いに佇む伝統的な数寄屋造りで建てられた趣ある外観が印象的な温泉旅館。三千坪の広い敷地に、こだわりの設えで整えられた「温泉付き特別室」8室、「二間客室」5室、「一般客室」4室の全17室が用意され、全ての客室に専用の庭が配される平屋建ての贅沢な空間で、季節ごとに表情を変える庭を愛でながら日常を離れてゆったりと過ごすことができる。
同宿の特徴の一つであるロビーに設えられた能舞台は、総檜造りで檜皮葺(ひわだぶき)の屋根が付く本式の荘厳な空間。伝統芸能の狂言をはじめ、和太鼓や法竹、琴や三味線の演奏など様々な催しが日替わりで披露され、連泊して演目を愉しむお客様や、宿泊以外のお客様も観覧できることから舞台を見るために通うファンもいらっしゃるほど。
地元の天然石をふんだんに使い、とろりとした肌触りで湯上がり肌はすべすべになる昼神温泉の湯を満たす大浴場は2つ。どちらも石組みの露天風呂と湯船の中に巨岩や奇岩を配した内風呂が用意され、露天風呂では日本一の星空を眺めて、また、空いていれば利用可能な貸切風呂では、他のお客様を気にせず優雅な湯浴みを堪能していただける。
夕食は南信州の食材を使った目と舌で季節を感じられる月替わりの会席料理を、個室仕様の食事処やダイニングでゆっくりと味わうことができる。朝食は和食又は洋食の他に、短歌の文字数に合せて31種類のおかずを愉しめる名物「短歌膳」も用意できるので、宿泊予約の際に一緒にご予約を。
昼神温泉は1973年に発見された出湯50年の新しい温泉。〈石苔亭いしだ〉は、地域の和文化を大切に、京都の老舗旅館に負けない和の贅を尽くす旅館づくりを志している。南信州を訪れる際には、こだわりの建築空間とおもてなしを体験できる〈石苔亭いしだ〉にて、上質な滞在を満喫していただきたい。







店舗情報
石苔亭いしだ
住所 | 長野県下伊那郡阿智村智里332-3 |
電話番号 | 0265-43-3300 |
宿泊料金 | 2名様の場合、1名様 36,300円〜 (1泊2食付き・税サ込) |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | https://sekitaitei.com |