福菱

福菱ふくびし

和歌山を代表する銘菓をつくり続ける
創業90有余年の老舗の菓子舗

　国内屈指の海洋リゾート南紀白浜。国内外から多くの観光客が訪れるこの地で、1933年の創業以来、和歌山を代表する銘菓をつくり続ける〈福菱〉は、何よりも「お菓子は人を笑顔にするもの」というモットーを先々代から引き継ぎ、大切に守り続ける老舗。

　香ばしく焼き上げた最中生地に柚子餡を詰めた「柚もなか」は、創業からつくり続ける銘菓。「はまゆう」は、小豆餡を薄い求肥で包み、円形の薄い最中の生地で挟んだ上品な和菓子。表面はサクッと中はふわっと焼き上げた生地に、優しい甘さのクリームを挟んだ「かげろう」は、数々の賞を受賞しており、お子さまからご年配の方まで多くの人々に愛される洋風菓子。これら3つのお菓子は、観光などで白浜に訪れた多くの皆様がお土産として購入される、同社の代表とも言える商品である。

　また、「かげろう」のサクふわ食感を活かした生地に、様々なテイストの生クリームやフルーツをトッピングした「生かげろう」は、店舗に併設された「Kagerou Café & Grill」だけで味わえる人気の商品。季節ごとに様々な種類が登場し、ここに訪れた方だけが食べることのできる至福の味。ハンドドリップで淹れるコーヒーとの相性も抜群で、この「生かげろう」を目当てに全国からお客様がいらっしゃるほど。他にもケーキやパフェ、50種類以上のドリンクを用意し、カフェは8時から営業していることからモーニングやランチもある。10時から始まるランチタイムメニューのヒレカツサンドやボロネーゼはとても美味しいと評判で、訪れた多くのお客様が注文される。まだ食べたことのない方はぜひお試しを。

　〈福菱〉は、南紀白浜に訪れたら寄るべき店。穏やかな海に面したテラス席も用意されている「Kagerou Café & Grill」で評判の「生かげろう」を食べながら憩いのひと時を。お帰りの際には和歌山銘菓のお土産もどうぞお忘れなく。

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