美都津山庵別邸
1300年以上の歴史と文化を秘める
城下町に佇む贅沢な最高級一棟貸しの宿
岡山県の津山市は、古くは出雲の国(島根県)と大和の国(奈良県)の往来で多くの人々が通った地域。慶長8年(1603年)、森忠政によって始まった津山城の築城により、寺町や職人町などの城下町も発展し、今も城跡や町家、武家屋敷、寺社群などが数多く残っている。ご紹介の〈美都津山庵別邸〉は、江戸の情緒漂う歴史的な建物が並ぶ出雲街道沿いに建つ町家をリノベーションした贅沢な最高級一棟貸しの宿である。
暖簾をくぐって引き戸を開けて中へ入ると、先ずはエントランス廊下の壁を飾る長さ6mもある津山藩の大名行列絵図に圧倒される。津山名産の横野和紙を使った壁紙や、印象的な赤いアート作品、床と同じ高さで設えた開放的なウッドデッキが存在感を放つ1階は、洗練されたモダンな洋室に仕上げられている。冷蔵庫に調理器具を揃えるキッチン、バスルームにはジャグジー付きの浴槽にミストサウナやボディーシャワーが完備されている。2階は、床の間や建築当時の窓が残される和室仕様で、アーチを描くように配された「むくり天井」は、今では見られない貴重な建築技法。窓からは、国登録有形文化財の「城東むかし町屋」や、出雲街道沿いの町並みを眺めながらゆっくりと過ごすことができる。
津山を首都とした旧美作国の制定は713年。平安京よりも古い1300年以上の歴史があり、浄土宗の開祖法然上人や宮本武蔵、現代では稲葉浩志氏、オダギリジョー氏、忍者漫画ナルトの作者岸本斉史氏もこの地の出身。徳川将軍家の親藩として格式ある津山藩にはペリー来航時の通訳をした箕作阮甫、“珈琲・水素・瓦斯・脾臓”といった文字を考案した宇田川榕菴など日本の近代化の礎を築いた洋学者も多く、東大・京大・早大の学長も輩出している。国の重要伝統的建造物保存地区の津山市城東地区は、今も“生きている城下町”。
〈美都津山庵別邸〉のオーナーは日本人の知らない津山の歴史と文化に精通した人物。岡山駅、岡山空港から送迎・ガイド付のVIP宿泊プランもあるので、詳しくはホームページでご確認を。
店舗情報
美都津山庵別邸
住所 | 岡山県津山市西新町76-2 |
電話番号 | 0868-20-1781 |
宿泊料金 | 素泊り 76,000円〜 朝食付 80,000円〜 |
ホームページ | https://bitotsuyama.com/bettei |
美都津山庵本館
住所 | 岡山県津山市中之町8-1 |
電話番号 | 0868-20-1781 |
宿泊料金 | 2名様の場合、1名様 素泊り 4,500円〜(税込) 1名で素泊り 8,000円〜(税込) |
ホームページ | https://www.bitotsuyama.com |
※電話番号は本館・別邸共通です。
※美都津山庵別邸は高級1棟貸し。 8名様まで宿泊できます。
※美都津山庵別邸の宿泊料金は、 1泊2名様ご利用時の消費税・サービス料込みの価格です。
※美都津山庵別邸に滞在中は、 美都津山庵本館に併設されたカフェを何度でも無料で利用できます。美都津山庵本館は美都津山庵別邸から300mほど離れた場所にあります。