荒谷省午建築研究所

吹抜けのリビングルーム。レースのように透けた廊下で上階からの光を柔らかく拡散する「松屋町の住宅」 撮影/小川重雄
長い時間を経てこそ魅力が増す
住まい手にとって価値ある住宅
「建築というジャンルにとらわれることなく、とにかく考え、創ることが好きで今の自分があります」そう語るのは、新築一戸建ての住宅を中心に、店舗や商業建築、医療施設等、様々な建築を手がける〈荒谷省午建築研究所〉を主宰する荒谷省午氏。
家具・プロダクト・ファッション・乗り物・植物・生物・自然、そして建築。世の中は多くのデザインで溢れている。それらのデザインについて、あれこれ考えを巡らせるのが愉しく、幼少の頃は両親が家を建てる際には、設計事務所から借りた図面を捲ることに夢中になったことも。初めて敷地や条件を想定して図面らしきものを描き、模型を作ったのが中学生の頃。高校生の頃に実家の増築工事を目の当たりにしたのをきっかけに、建築の世界へ進むことを心に決めたのだという。
好きが高じて建築家になり、今の自分がある。だから、作るものには最大の愛情を注ぎたいのだと荒谷氏は言う。そうすれば、きっと住まう人にも愛情を持ってもらえる空間になると信じているからだ。そして「建築は消費物と言われて久しいが、それには抗いたい。建築には長い時間を経てこそ見えてくる魅力が必ずある」それが荒谷氏の信条だ。それをたくさんの人々に共感していただけるような空間づくりを常に目指している。
住宅はその場所、その住まい手にとって唯一無二の存在であるべきだ。だから同社では、クライアントにしっかりとヒアリングすることで、住まい手にとって価値ある空間を創造する。心からものづくりを愛する建築家と共に、あなたとご家族だけの唯一無二の空間を叶えて欲しい。
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トップライトからの光と下階のリビングから吹抜けを介して光が入る2階寝室「星丘の住宅」 撮影/小川重雄
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敷地の高低差に合わせてスキップフロアで繋がっているリビングとダイニング「兵庫の住宅」 撮影/小川重雄
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棟に設けられたトップライトからの光が入る、畳のリビングダイニングルーム「高槻の住宅」 撮影/小川重雄
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壁や屋根にスリット状に設けられた開口部から柔らかな拡散光が入る「天台の家」 撮影/絹巻豊
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薪ストーブを中心に各フロアが少しずつ、スキップしながら繋がっていく「登美ケ丘の住宅」 撮影/小川重雄
店舗情報
荒谷省午建築研究所
住所 | 兵庫県西宮市櫨塚町3-10 西宝ビル 2F |
電話番号 | 0798-31-3484 |
営業時間 | 9:00〜19:00 |
定休日 | 不定休 |
設計・監理エリア | ・全国 ※詳細につきましては お問い合わせください |
ホームページ | http://www.ararchitect.com |