西陣くらしの美術館 冨田屋
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五つ爪の龍が大きく描かれた螺鈿の机に、生きた松が映る
140年の時を生きる町家で
本物の京都の文化を体験
ご紹介する〈西陣くらしの美術館 冨田屋〉は、国の登録有形文化財である町家で、本物の日本文化を提供する国内唯一の施設として、多彩な体験型プログラムを用意し、国内外から訪れるゲストに京の文化を伝えてくれる。着物を着てのお茶会体験等、手ぶらでお越しいただければ、着付けもすべてお任せを。他にも、折り紙、書道、華道、香道、昔遊びや舞妓ディナーをはじめ、日本のしきたりや町家での四季折々の暮らしの行事を体験できる企画もあり、海外からのお客様をお連れしても、必ずやお喜びいただけることだろう。
晴明神社の西隣。伏見で両替商を営んでいた〈冨田屋〉が、西陣産地問屋システムを作り上げ現商家を建てたのは明治18年のこと。屋敷は国の登録有形文化財にも指定され、現在は13代目当主がその伝統と歴史を守る。通りに面した間口八間を有する店舗構えから、奥へ奥へと広がる空間は町家ならではの構造で、蔵や坪庭、茶室をはじめ、能が舞われた離れ座敷、さらには、十メートルの赤松の廊下等、西陣商家の秘めたる暮らしぶりに圧倒される。が、何よりも素晴らしいのは、歴史と暮らしを伝える「生きた町家」ということにある。
現在の京都の礎・平安京の遷都は794年のはるかな昔。けれど、1200年を超える時を経た今も、神仏を心に持ち、物を大切に敬い奉る精神は市井の人々の暮らしに深く根付く。炊き立てのお米と井戸水をそれぞれの神様に供えることから、一日がはじまる古都。京都では暮らしそのものが文化なのである。
眺めるだけの京都から、生きた京都へ。あなただけの京都を五感で体験してほしい。
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「離れ座敷」にある能座敷。6月には襖を簾に変え、畳には網代を敷いて涼を呼ぶ
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氷柱が涼を呼ぶ。暑い京都を涼しく過ごすための昔ながらの知恵だ
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木材にこだわり、主が自ら山に入って選び抜いたという「赤松の廊下」。切れ目のない十メートルという長さは非常に希少だ
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着物体験 6,600円
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書道体験 5,500円
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女将の田中峰子氏は、〈冨田屋〉13代目の店主として暖簾を守る。大学での講師や、各団体の講演活動をはじめ、家業だけではなく京都の文化の伝承に寄与する活動にも力を注いでいる
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茶道体験 5,500円/家元監修のお茶教室 11,000円
店舗情報
西陣くらしの美術館 冨田屋
住所 | 京都府京都市上京区石薬師町697 |
電話番号 | 075-432-6701 |
営業時間 | 9:00~18:00 (17:00まで受付) |
定休日 | 1月1日、12月31日 |
ホームページ | http://www.tondaya.co.jp |
受付e-mail | info@tondaya.co.jp |
ご予約等のお問い合わせはメールにて |
プラン内容は全て税込表記です。
町家見学 2,200円 全プランに付く基本プランとなります。