鮨 いその

鮨 いその

端正かつ上質に。
美空間で味わう極上握り

　我々が、一般的に想像しがちな鮨店とは一線を画す空間が目の前に広がる。ご紹介する〈鮨いその〉の店内は、写真でもご覧いただける様に実に簡潔だ。しかしながら、そこには細部に至るまで美意識が宿り、器や照明の一つをとってもお客様を想って吟味され、考え抜かれていることがわかる。

　大将・磯野直大氏は営業マンとして活躍した会社員時代を経て鮨の道へ。小樽、都内の名店で修業を重ねて自店を持ったのが2013年。現在地に移転して8年になる。握りはまさに正統派。昼・夜共におまかせコースで勝負する。北海道ならではのボタン海老、ふっくらと手間暇かけて仕上げた穴子に本鮪の大トロ等、ネタにはその時期一番の素材を吟味して、北海道をはじめ日本各地から集まる“旬”を端正な江戸前に。道内では珍しい米酢で整えたシャリを使い、キリっと仕上げることが大将の持ち味だ。

　また、日本酒、焼酎をはじめワインやウイスキー等、店主厳選のお飲み物も鮨との相性抜群で、グラスワインも充実度が高いと評判だ。運転のご心配なき方は是非お試しいただきたい。

　広場を思わせるギャラリー空間の先にある店内には、L字型のカウンターと個室が一室。カウンター席はお一人でご利用になるお客様も多く、大将が鮨を握る所作を眺めたり、会話を交わしたり、肩ひじを張ることなくゆっくりとリラックスしてお過ごしいただけるに違いない。

　大々的な宣伝はしていない。が、鮨激戦区の札幌で長きに渡り支持を集める〈鮨 いその〉。日々進化を遂げる若き大将の握る鮨に、ますますの期待がかかる。道外からのお客様をご案内してもお喜びいただけること請け合いである。事前のご予約がおすすめだが、夜の部はお席が空いていれば快く対応してくれるでお気軽に。大切な方を伴って、あなたも是非一度。

店舗情報

鮨 いその

※平均予算は税込み金額の目安です