鮨 森学

日本の四季を感じる京都ならではの
鮨と料理をコース仕立てで
〈鮨 森学(すし もりがく)〉は、木屋町通りを折れた先にある。京町家ならではの細長く続く路地にほんのりとした明りが灯されて、土壁がひと際風雅な佇まい。引き戸を開けて店内へ—と、モダンなバーを思わせるカウンター席が奥へと続き、落とした照明も心地良い。華美に走ることなく控えめに、そして上質に。ここは、大人がゆっくりと寛げる美食のための隠れ家だ。
板場に立つ大将は、京都市内の名門ホテルの料理長も歴任した、料理人暦30年の井上真和氏。屋号は、レストラン立ち上げに関わった際に滞在した山形県でご縁が生まれ、開業を支援してくれた「株式会社森の学校」に因んだものだ。
同店では瑞々しい旬の味覚を目と舌でご堪能いただける。季節の握りと一品料理を織り交ぜながら、おまかせのコース仕立てでご提供。店主が厳選する米と兵庫県但馬の赤酢を使ったシャリは、程よくキリリと引き締まり、口の中でふわりとほどける。一週間かけて旨味を閉じ込めた熟成まぐろの握りは、思わず吐息が漏れる美味しさだ。また、日本海に面した京都舞鶴で水揚げされた魚介の握りや伝統の京野菜を用いた一品料理を取り入れて、京都らしさが溢れる構成に。季節の素材をお客様の目の前でダイナミックに藁焼きにする季節の藁焼きは、藁の香ばしい香りを素材に移した店主自慢のひと品で、愉しみにするファンも多い。
魚を捌く包丁の冴え、炎のパフォーマンスは、海外からのお客様をご案内してもお喜びいただけること請け合いである。柔和な大将との会話を愉しめるのもカウンター席の醍醐味だ。コースをより一層引き立てるお飲み物も、店主厳選の銘柄が揃っているので、ぜひ一献傾けていただきたい。
ランチ、ディナー共に完全予約制。一斉スタートのスタイルで昼は1部制、夜は2部制なので、お時間を確認のうえご予約を。ここ〈鮨 森学〉を目的地に京都へ行こう—。そんな旅をしたくなる、古都の名店である。












店舗情報
鮨 森学
住所 | 京都府京都市中京区木屋町通二条下る 東生洲町489 |
電話番号 | 075-741-8127 |
営業時間 | 昼 12:00~14:00 (一斉スタート) 夜1部 18:00~20:00 (一斉スタート) 夜2部 20:30~22:30 (一斉スタート) |
平均予算 | 昼 13,000円 夜 20,000円 |
定休日 | 水曜日 |
https://www.instagram.com/sushi.morigaku/ |
※平均予算は税込み金額の目安です