麻布 いがた
料理とは、真心。
目を見開く美味しさが、此処にある
「食材の目利きからお客様にお出しするまでが私の料理です」と、店主の井形雄氏は語る。通常は、複数人で役割分担することの多い日本料理だが、井形氏はそれを一切嫌う。何故ならば、「他の手が加わったものは、私の理想とする料理ではありません。だからこそ、全ての工程を一人で担い、納得するものだけをお出ししたいのです」それが、井形雄氏の料理であり、〈麻布 いがた〉なのである。
井形氏は、移ろいゆく日本の四季を一品に込める。その美しさ、味わいに、思わず目を見開き言葉を忘れるような—そんな美味しさでお喜びいただけるように腕と心を尽くす。日本の食材だけに留まらず、世界の食通を魅了する高級食材も取り入れ、さらに目と舌を喜ばせる。
「お客様には常に新しいお気持ちで、いがたをお愉しみいただきたい」との想いから、料理の献立を変えることも、井形氏の流儀。来訪が続いた時にも「今日はどんな料理が待っているのだろう…」と、期待に満ちて暖簾をくぐっていただける。いつ訪れてもお出ししている一品、麻布いがたの名物料理『フォアグラとトリュフの茶碗蒸し』は、まさに『至福の味』。その滑らかな舌触りと、ふくよかな香りに、思わず唸る。忘れられないこの至福の味を求めて、愉しみに訪れるファンが後を絶たない。
店を切り盛りするのは、井形氏と女将のご夫婦二人。女将は、オーセンティックバーの元バーテンダー。料理と同じく、お出しする飲み物一杯の氷も板氷一貫から切り出しているなど手間暇を惜しまず、料理に華を添える。研ぎ澄まされた料理とは裏腹に、柔らかで心温かいご夫婦の人柄も、いがたの魅力のひとつである。
日本料理という伝統に新しい息吹を吹き込む"新"割烹 麻布いがた。料理とは、これほどまでに人を幸せにしてくれるのか—と、笑みがこぼれる。まさに知る人ぞ知る名店である。
店舗情報
麻布 いがた
住所 | 東京都港区麻布十番1-4-2 カーサツルオカ1階 |
電話番号 | 03-6277-7977 |
営業時間 | 昼 12:00(1部のみ) 夜 18:00〜23:30(21:00までの入店) |
定休日 | 日曜日・祝日 夏季・年末年始(毎月1日・15日) |
平均予算 | 昼 8,500円〜30,000円 夜 36,000円 |
ホームページ | https://azabu10-igata.com/ |
※平均予算は税込み金額の目安です