鮨 にし岡
新進気鋭の若き鮨職人が握る
至高の鮨と料理をおまかせで堪能する
高輪ゲートウェイ駅のすぐ前を通る第一京浜(国道15号)を挟んだ向かい側、通りに面したマンションの外階段を降りた先に、ご紹介する〈鮨 にし岡〉が店を構える。
黒を基調とした落ち着きある店内には、白木で設えたカウンターに、白い漆喰で波紋を描くように飾り塗りした壁が間接照明に照らし出されひと際目を引く。予約ができるのは最大6名様まで。夜の1部制のみで営業するというところにも、本物を知る上質な大人が訪れるのに相応しい空間であることを感じさせる。※日曜日のみお昼の営業あり。
店主の西岡洋介氏が最初に就いた職業は建築業界。その後、子どもの頃から魚や釣りが好きだったことから魚に携わる仕事がしたいと和食と鮨の道へ進み、2021年3月に独立。世田谷区経堂に「経堂にし岡」を開き、現店舗のある高輪へは2023年6月に移転した。西岡氏は現在28歳、新進気鋭の鮨職人である。
鮨職人としての修業は短いが、シャリ全体を程よく覆う大きめのネタで握る鮨は、その姿も美しく見事な佇まい。シャリは、米酢をベースに純米大吟醸の赤酢を少し加えて整えた鮨酢がネタの旨みを引き立てる。
魚は、漁とその現場で行う仕事でほぼ味が決まると言う西岡氏。市場には毎日通い、休日には全国の漁師さんや魚の仕立人の所へと出向き、魚の情報を共有しながら仕入れを行っている。そうして仕入れた魚には、極力シンプルに食材の底を引き上げる仕事を施して提供。店では、魚をよく知る西岡氏ならではのこだわりが詰まったおまかせコースを、料理5〜6品に、握り10〜12貫で愉しめる。
使っている器や酒器にもこだわり、唐津の隆太窯・中里さんの作品や、京都のガラス作家・杉江智さんの作品が料理と共に日本酒やワインなどの酒類を引き立てる。
ここ〈にし岡〉は、才能ある若き鮨職人が至高の鮨と料理でもてなす店。あなたもぜひ一度。
店舗情報
鮨 にし岡
住所 | 東京都港区高輪2-14-17 グレイス高輪 B102 |
電話番号 | 050-3091-0909 ※予約専用 |
営業時間 | 月〜日 18:30 一斉スタート 日曜日 12:30 一斉スタート ※日曜日のみ、お昼の営業があります。 |
平均予算 | 夜 23,000円〜 昼 15,000円〜 ※平均予算は税込み金額の目安です |
定休日 | 不定休 |