創作レストラン Mobo
和歌山の郷土の恵みを宿す一皿を
一期一会のペアリングと共に
何かのついで…ではなく、この店のために車を走らせる、列車や飛行機に乗る。そうまでして訪れたくなる〈創作レストラン Mobo〉がお客様をお迎えするのは、田辺市の小高い丘の上。県内外のグルメ諸氏を魅了する、ここは大人のための隠れ家だ。
黒潮が流れる熊野灘で獲れた旬の魚介、陽光をふんだんに浴びた果実、大地に優しい農法で育てられた野菜たち—。日々暮していると、それはいつしか当たり前となってゆく。が、そんな和歌山の食の豊かさは、修業のため一度故郷を離れたシェフ・南佳宏氏の心に深く響いた。南氏は、離れたからこそ、帰郷したからこそ実感できた、和歌山への想いを一皿にこめる。そして漁師や生産者の想いも料理を通してお客様へと伝わるように、最後の最後の一瞬までおいしさを追求することにも心を砕く。目の前に供される料理には、海と山が交差する和歌山という土地のテロワール、巡りくる四季がある。一つひとつの素材の素晴らしさ、そして、組み合わせることで生まれる創造を超える味わいは、最初の一口目から最後の一口まで飽きることがない。
繊細であり大胆でもあり、和と洋の垣根を自在に超える南シェフ独自の一皿に、より一層の楽しさを加えるのが、唎酒師・知原正次氏のナビゲートによるお飲み物。旨味のある日本酒、焼酎、ナチュラルワイン、ウィスキー、スピリッツをはじめ、ノンアルコールのドリンクも実に豊富。その品揃えはまさにバーさながらで、スパイスやハーブを漬け込んだ“調理された”お酒のご用意も。数百種類の中から選ぶ一杯と珠玉の一皿とを合わせるペアリングは、まさにセッションと言えそうだ。好奇心と冒険心、時にはスリリングな一期一会の味わいを体験するひと時は、本物の価値を知る大人にだけに許される特権だ。
大正後期から昭和初期に建てられた後に現在の場所へと移築され、日本料理店として時を刻んだ館内は、静謐で実に居心地がいい。ご来店の折りには、是非この空間ごとお楽しみいただきたいものだ。県外の方をお連れしても、お喜びいただけること請け合いである。
店舗情報
創作レストラン Mobo
住所 | 和歌山県田辺市新万8-2 |
電話番号 | 0739-20-2441 |
営業時間 | Lunch 11:30~15:00(L.O.14:00) Dinner 17:30~23:00(L.O.21:00) |
平均予算 | Lunch 2,000円 Dinner 6,000円 |
定休日 | 毎週火曜日・水曜日の昼 |
ホームページ | https://mobo-restaurant.com |
※平均予算は税込み金額の目安です