鮨こいづみ
江戸前鮨の魅力を五感で堪能
VIP空間で味わう匠の鮨
ご紹介する〈鮨 こいづみ〉の大将・小泉英樹氏は東京生まれ、神田鎌倉河岸で育った生粋の江戸っ子だ。鮨職人歴48年。文久元年創業の本格江戸前鮨店九段下の寿司政で研鑽を積み、横浜駅に隣接するモダンなビルの1階に暖簾を上げたのが2023年4月のこと。満を持しての出店を待ち焦がれた贔屓も数多く、大将が握る鮨を求めて東京から横浜へと足繁く通うファンも珍しくない。
お品書きは、旬な魚を堪能できる16品の江戸前鮨のおまかせコースをベースに、ウニとイクラの小どんぶりがプラスされた18品のおまかせコース、さらに蒸し鮑などがつく22品のおまかせコースの3種類。この極上のコースと共に、ソムリエ選りすぐりワインや日本酒で喉を潤す時間は、まさに大人の特権、至福である。
ネタは豊洲をはじめ金沢から直送される鮮度抜群の旬の魚介を中心に。口の中でほろりとほどける酢飯は、少し硬めに炊き上げる。そこに合わせるまろやかな赤酢と塩とのバランスも絶妙だ。本格江戸前鮨店の技法を受け継ぐ技が活きる「こはだ」、絶妙な火加減で仕上げられた「穴子」をはじめ、締めの干瓢巻きに至るまで、江戸前の粋を感じる逸品揃い。握る所作の美しさ、包丁の冴えにも思わず視線が吸い寄せられる。
また、鮨の腕前は言うまでもなく、〈鮨 こいづみ〉はその空間も魅力の一つ。無駄を削ぎ落した凛とした佇まいの店内は、世界的にその名を知られる名建築家・隈研吾氏の手によるもので、ここはまさに大人のための隠れ家だ。大切な方とのお食事や記念日のご利用、大事な接待等、ここ一番のシーンに申し分ない舞台となってくれることだろう。
江戸前鮨は東京で。そんな通念を覆し、東京から横浜への流れを作る名店が、またひとつ。洒脱な会話と粋な酒、極上のつまみと鮨—江戸前握りの神髄を是非味わっていただきたい。
店舗情報
鮨こいづみ
住所 | 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町1-7-1 デリス横浜ビル1F |
電話番号 | 045-620-2606 |
営業時間 | 17:30〜23:00 (L.O.22:00) |
平均予算 | 28,000円 |
定休日 | 日曜日・年末年始 |
ホームページ | http://www.sushi-koizumi.jp/ |
※平均予算は税込み金額の目安です