柿の葉すし本舗 たなか
奈良・五條の先人の知恵から生まれた
ハレの日のごちそう
柿の葉で丁寧に一つひとつ包まれた「柿の葉すし」は山深い奈良の名物。冷蔵庫のなかった時代に“貴重なたんぱく源である魚を夏祭りのごちそうに”と工夫を重ねた、先人の知恵が活きる風土の味だ。始まりは江戸の頃。熊野灘から塩をし、吉野川を遡って運ばれてきた鯖を丁寧に切り身にし、握り飯にのせて、地場名産の柿の葉にきっちりと包む。それを木桶に詰めてさらに川石を重しに一晩置く。それが柿の葉すしの始まりとされている。
ご紹介する〈柿の葉すし本舗 たなか〉の創業は、明治後期。昭和54年の天皇皇后両陛下御幸洛の折、中宮寺門跡様より同社の柿の葉すしが献上され、その際に中宮寺門跡様よりいただいた色紙にしたためられた「味は心」を社是に据え、心を込めたおすしで伝統の味を守り続ける老舗である。
同店の柿の葉すしの消費期限は3日間。作り立ても美味。だが、実は一番おすすめの食べ頃は一晩寝かせた2日目というのをご存知だろうか。さばの生臭みが抜け、まったりとしたうまみがすし飯に馴染み、柿の葉の香りが何とも風雅だ。
お箸やお皿を使わず取り分けやすい、コンパクトなひと口サイズ。この上品で手軽な柿の葉すしは、ハレの日、行楽のお供、お夜食など、汎用性が高いことも人気のひとつ。ご自宅使いや手土産はもちろん、2日目が食べ頃という特性を生かし、遠方への発送にも最適で、一番美味しいタイミングでお届けできる利点がある。
なら本店では、併設の「柿の葉茶屋」にて柿の葉すしをお召しあがりいただける他、柿の葉すし以外の奈良銘品の用意もあるので、奈良にお越しの際には是非お立ち寄りを。
店舗情報
柿の葉すし本舗 たなか
電話番号 | 0120-111-753 |
住所 | 奈良県五條市住川町1490 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 年中無休 |
ホームページ | https://www.kakinohasushi.co.jp |
なら本店
電話番号 | 0742-81-3651 |
住所 | 奈良県奈良市東向中町5-2 (東向商店街入口) |
営業時間 | 9:00~19:00 |
定休日 | 年中無休 |