patisserie KENJI
地元宇部の歴史や魅力を
美味しいスイーツを通して全国へと発信
〈パティスリーケンジ〉のオーナーパティシエ・藤井謙治氏は、昭和初期創業の菓子屋の二代目の次男坊。子ども時代に母親がつくってくれた、シンプルだけれど温かな味がしたカスタードプリン—自分たちのために心をこめて作ってくれた記憶を今も大切に持ち続け、今度は自分自身がお客様のために心をこめる。そうして創り出されたスイーツは、みんなを幸せな気持ちにしてくれる。
藤井氏が大切にしているのは、菓子づくりを通して温かな笑顔を創り出すこと、そして、もう一つ。地元宇部の銘菓を創りたいという先々代からの想い。幼少期から常に心のどこかで意識してきたこの想いを試行錯誤のうえに形にしたのが、宇部銘菓として誰もが知るところの人気スイーツ「宇部ダイヤ」シリーズだ。かつて宇部市近代化の原動力となり、掘るほどに富みをもたらしたことから“黒ダイヤ”と称された石炭。シリーズ第1作となる「宇部ダイヤ 黒」は、濃厚な生チョコレート焼きで石炭を表現し、石炭採掘の歴史や先人の想いを今に伝える銘菓として、宮内庁お買い上げ品にも選定されている。宇部市近代化のもう一つの原動力はセメント。このセメントを表現したのが「白」、生チョコレート焼きをホワイトチョコで包んでいる。また、宇部市小野の山口茶を使った「緑」、さらには山口県の特産品夏みかんを使った「橙」のご用意があり、4種アソートも人気がある。
また、宇部市に蔵を構える「永山本家酒造場」の大吟醸酒「貴」の日本酒と酒粕を使った大吟醸ケーキ「TAKA」が、2017全国菓子博覧会で「食品産業局長賞」を受賞するなど、地元を盛り上げるスイーツを全国へと発信する存在だ。
お洒落な店舗には、宝石のようなケーキ、焼菓子やオリジナルの商品が並ぶ。旬の素材を吟味して、その魅力を最大限に引き出すケーキは、ご自分へのご褒美や手土産にもうってつけ。「宇部ダイヤ」シリーズと大吟醸ケーキ「TAKA」はオンラインショップでもご購入いただけるので、遠方の方はお取り寄せしてみては。
店舗情報
patisserie KENJI
住所 | 山口県宇部市則貞5-1-14 |
電話番号 | 0836-21-9827 |
営業時間 | 10:00~19:30 |
定休日 | 水曜日 |
ホームページ | https://www.patisserie-kenji.com |
写真提供:株式会社ヨシイ・デザインワークス