中国料理かなめ
食材の味を活かした本格的な中国料理を
リーズナブルに味わえる隠れた名店
大阪市の北西部に位置し、兵庫県と県境を接する西淀川区には、“島”の付く地名が多く残っている。淀川流域に広がるこの地域をかつては「難波八十島」と呼んだように、多くの島々が点在していたことを今に伝える。
ご紹介する〈中国料理かなめ〉は、府道10号・みてじま筋に佇む小さなレストラン。2008年のオープン以来、本格的な中国料理を味わえると、地元のお客様をはじめ、その味の虜となり開業から16年遠方から通い続けるお客様もいらっしゃるほどの、知る人ぞ知る隠れた名店である。
オーナーでシェフの桧垣英治氏は、神戸にあるホテルの広東料理レスランで11年間研鑽を積んでおり、2001年に開催された食博覧会の中国料理コンクールで農林水産大臣賞を受賞した腕前の持ち主。修業時代の師匠から言われた「食材の味はいつも同じではない。レシピで覚えても意味がない。舌で覚えろ」の言葉が、今でも桧垣氏の料理に対する根底にある。
メニューは5つのコースとアラカルト料理の数々をご用意。流通の進化で全国から鮮度の良い美味しい食材が手に入る今、その美味しさを引き立てるようシンプルに調理した料理を大切にする一方、「ふかひれの姿煮込み」に使用するスープは時間がかかることから、手を抜くことなく丁寧に仕込みを行い、旨みをしっかりと感じながらも、スッと消える後味に仕上げている。現在一般的な濃厚なふかひれ煮込みとは一線を画す味付けが、食べた人を惹きつける。また、対馬から生きたまま空輸される「活けあわびの煮込み」も、店一番の人気料理。さらに、超高級品である岩手県吉浜産の干し鮑を使った「干し鮑の煮込み」は、鮑の煮込みを食べ慣れている方にこそ召し上がっていただきたい極上の逸品だ。
〈中国料理かなめ〉はディナーで訪れて、食材の味を活かした本格的な中国料理をリーズナブルに堪能できるレストラン。甕(かめ)だし紹興酒も用意しているので、一緒に味わいながらゆっくり食事を愉しんでいただきたい。
店舗情報
中国料理かなめ
住所 | 大阪府大阪市西淀川区御幣島5-9-13 |
電話番号 | 06-6472-3247 ※ディナー要予約 |
営業時間 | 18:00〜21:30(最終入店 19:30) |
平均予算 | 10,000円 ※平均予算は税込み金額の目安です |
定休日 | 火曜日・水曜日 |
ホームページ | https://kaname.info |