撚る屋
新しさと歴史が調和する築約110年の伝統的建造物で
日本の真の良さを改めて発見できる上質な宿
倉敷美観地区で2024年に開業した〈撚る屋〉は、築約110年の伝統的建造物を受け継ぎ、柱や梁、建具など使えるものは再利用し、現代の快適な設えでリノベーションした料理宿。屋号の“撚る”とは、「組む・より合わせる」という意味をもつ古語「撚(ねん)」から。もともと瀬戸内海の一部だった倉敷地域は江戸時代に干拓が進められ、塩を含む土地でも育つ「い草」や「綿花」を栽培し、それらを撚ってつくるゴザや籠、現代のデニムに繋がる綿糸の製造が盛んだったことから〈撚る屋〉に。
用意されている客室は、30㎡から76㎡までの5タイプ13室。スタンダード、スイート、ジュニアスイートは建物の柱や梁を残した改修棟で、煉瓦棟と漆喰棟はメゾネットタイプの客室で新築した。スイートとジュニアスイートは伝統的建造物を改修したエリアに位置し、現代の日本家屋ではあまり見られない高天井の開放感が特徴。ジュニアスイートの2室は南向きの大きな窓を備え、日中は差し込む陽光で冬でも心地よい温もりに包まれる。スタンダードの3室は現代的にシャワールームのみ。他の客室には半露天風呂を備えているので、お好みや滞在のスタイルでお部屋をお選びいただける。
倉敷ならではの食材を日本料理で召し上がっていただく〈撚る屋〉は料理も自慢の宿。倉敷の食の魅力や風土も感じられるよう調味料もつくる。醤油や出汁などは季節に合わせて味を調合するこだわりで、塩や酢、ポン酢といった一年を通して使用するものまで基本的な調味料は全て手づくりしている。また、その日その日に取る出汁は細かな季節の節目に合わせ、その時に最も美味しくお召し上がりいただけるように味の調節を行いながら、日本の繊細な季節の移ろいを感じ取り、食材や調理法に反映させてゆく。
宿泊以外のお客様も利用できるカジュアルなワインバー「Bar YORUYA」では、岡山県産ワインや地酒も取り揃えているので、お気軽にご来店を。
古来より紡がれてきた倉敷の歴史や文化、伝統を受け継ぎ次の時代へと繋げる〈撚る屋〉、ここは日本の真の良さを改めて発見できる上質な宿である。
店舗情報
撚る屋
| 住所 | 岡山県倉敷市東町2-7 |
| 電話番号 | 086-697-5456 |
| 宿泊料金 | 2名様の場合、1名様 37,510円〜 (1泊朝食付、税サ込) ※夕食付きプランもあります。 詳しくはお問い合わせください。 |
| ホームページ | https://yoruya-kurashiki.com |
| https://www.instagram.com/yoruya_kurashiki/ |
撚る屋 外来ディナー / Bar YORUYA
| ディナー | 18:00~22:00(L.O.19:00) |
| BAR | 17:00~22:00(L.O.21:30) |