熱海銀座ときわぎ
別荘客や文人墨客からも愛されてきた
百有余年の歴史を紡ぐ老舗の味
古くから文人墨客や政府の高官からも親しまれてきた熱海には、長い歴史を紡ぐ名店が数多い。中でも百有余年にわたって愛され続ける〈ときわぎ〉は、まさにその代表格。創業は大正7年。創業初代・前澤鶴吉氏が、結婚を機に熱海の和菓子屋として開業したことを始まりに、現在は曾孫である4代目店主・寿美江氏が暖簾を守る。
看板商品であり熱海の銘菓として文人墨客や政府の高官からも親しまれてきた「百年羊羹」は、初代からの味わいを受け継ぐ逸品で、納得のゆく原料のみを使い、創業時の製法を現在もしっかりと踏襲。保存料や添加物を一切使用しないため、羊羹は数日すれば自然に硬くなる。が、それこそが、本来の姿という考えから、敢えてそのままに。創業当初から羊羹をくるんでいた透明なセロファンの包装もそのままに、一棹一棹丁寧に手作業で包んで店頭に。
メイン写真でご紹介の「風干し羊羹 登きわ木」は、百周年を記念して誕生。百年羊羹を自然に乾燥させて、カリカリのお菓子に仕上げたもので、こちらも新たな看板商品として人気を集める逸品だ。この他にも注文を受けてから仕上げるやわらかな「きび餅」もおすすめだ。
お客様をお迎えするのは、観光客や別荘オーナーが行き交う熱海銀座。その四つ角に建つひときわ目を引く同店の日本家屋は、まさに地元のランドマークだ。戦時中に起きた近隣の火災の貰い火で一度店舗を焼失するも、京都の宮大工の手によって再建したものだ。また、のれん分けも支店も設けず、店舗はここ熱海の一店舗のみ。それは、品質や味の管理はもちろんのこと、わざわざ足を運びたくなる店づくりをすることで、一人、また一人、熱海へと訪れ、町歩きを愉しむことで、熱海をもっと好きになってもらいたいという、地元に根差した老舗ならではの芯の通った思いがある。
店頭に並ぶ和菓子は全て手作りのため、生産量に限りがある。さらに、3代目の引退に伴い、4代目が一人で製造を担うことから、営業は週末中心の不定休。数に限りがあるので早仕舞いする事も。それでも昔気質な手作りにこだわり、誠実な価格を維持する事が、お客様への恩返し。それが百年の時を紡ぐ老舗の矜持だ。
オンラインショップでのご購入はもちろんのこと、〈ときわぎ〉を目的に熱海を訪れる—。そんな旅も是非ご計画いただきたい。
店舗情報
熱海銀座ときわぎ
| 住所 | 静岡県熱海市銀座町14-1 |
| 電話番号 | 0557-81-2228 |
| 営業時間 | 9:30〜17:30 |
| 定休日 | 水曜日、木曜日、その他に臨時不定休あり |
| ホームページ | https://atami-tokiwagi.com |
※商品価格は全て税込価格になります