Bake Stand Cina

Bake Stand Cinaベイク スタンド シーナ

訪れるほどに愉しさが増していく
常に進化を続ける体験型のベーカリー

　いつも行列ができている、あのお店は何の店？ 飲食店？ ギャラリー？ 江戸時代の名園・養翠園にもほど近い大浦街道沿いの新名所と言えば、2022年11月に誕生した〈Bake Stand Cina〉だ。

　「この店は、日々進化を続ける。常に新しい発見があるような。固定観念に捉われない自由な店づくりがコンセプトです」と語るのは、オーナー福井健介氏。何を扱う店なのかは、敢えてわからないように。店内へ入れるのは一組ずつ。お客様のリクエストに合わせてご提供する、会員制の特別なイートインスペースを設けるといった遊び心を刺激する仕掛けが満載だ。

　福井氏は、料理人やパティシエとしての経験値を持つだけに、パン一つひとつに対する繊細な見た目や味のおいしさはお墨付き。一番美味しい焼きたての状態をお届けしたいとの想いから、パンは毎朝仕込み、焼きたてを順次店頭に。ニューヨークロールといった世界の流行を積極的に取り入れたり、ボリュームたっぷりの総菜パン、地元のご高齢の方が楽しめるような昔ながらのパンがあったりと、ジャンルフリーだ。「何時ごろ行けばパンが揃っていますか？」との問い合わせも数多く寄せられる。が、並べばすぐに売り切れてしまう。さらに、「その日の素材や僕自身のインスピレーションによって、表現したい商品は日々様々です」という福井氏なので、どんなパンに出会えるかは、来店するタイミング次第。それすらも同店を訪れる愉しさの一つだ。

　いずれのパンも、その味わいの良さはもちろんのこと、一つひとつがたっぷりとボリュームがあり、しかも大変美しい。買い物かごに無造作に放り込むパンではなく、大切に丁寧に持って帰りたくなるような、そんなワンランク上の仕上がりなので、おもたせやホームパーティー等の集まりに用意すれば、話題をさらうこと請け合いである。この店のパンを目的に旅を計画する—なんてことも、大いにあり。並ぶ価値あり、そして行くほどに夢中になれる、ここ〈Bake Stand Cina〉は、いつ訪れても、全く新しいパン体験が待っている。予測不可能な今後の展開を楽しめる、斬新な体験型ベーカリーだ。

店舗情報

Bake Stand Cina