jinen.

木をふんだんにつかったフロアを穏やかな照明がやさしく照らす。誰もが笑顔になれる、大切な方との会話が弾む、とてもあたたかみのある空間だ。
都会の喧騒を忘れて五感をリラックス
軽やかで物語のあるイノベーティブなフレンチ
渋谷駅、代官山駅からいずれも歩いて10分ほど。ご紹介する〈jinen.(ジネンドット)〉がお客様をお迎えするのは、南平台の閑静な住宅街。ミシュランに輝く「神楽坂石かわ」の店主・石川秀樹氏のもとで研鑽を積み、日本料理の哲学に触れた加藤将益氏が手がけるフレンチレストランとして、2021年9月に誕生。
加藤氏は、札幌「モリエール」、デンマークの「noma」、東京都内「INUA」といった世界のグルメが注目する店で経験を積んできた気鋭のシェフ。加藤シェフが追求する、素材を活かす繊細なフレンチは、特別な日はもちろん、毎日食べても食べ飽きない軽やかさが持ち味だ。
また、スモークや香りを使った演出等、視覚や嗅覚といった五感を震わす美しいプレゼンテーションも魅力の一つ。食材には、日本の四季を感じる旬の素材を全国から。鹿肉をはじめ、加藤シェフの出身地である北海道の食材もふんだんに使われている。メニューは、一期一会の月替わりのおまかせコース一本で勝負する。全11品ほどと少量多種で、一つひとつに物語があり、その世界観に引き込まれる。食前酒から食中酒、食後酒までが用意されるワインペアリングをプラスできるので、ゆっくりとグラスを傾けるのもおすすめだ。
屋号のjinen.は「自然」に由来するもので、アフリカンチェリーのダイニングテーブルや北欧の「ハウスオブフィンユール」の名品椅子、切株を用いたプレートなど、温もりあふれる木をふんだんに。窓辺には水盤と深い緑が広がって、都心の喧騒を忘れさせてくれる。
大切な方を伴って、あなたもぜひに。一度訪れたら、月ごとに足を運び、12の物語を体験したくなること請け合いである。


加藤将益シェフ

「北寄貝のリゾット」は、薪で焼き上げたレアな北寄貝と炊きたてのうすい豆のリゾット。アサリのお出しを泡状にしたソースをたっぷりとかけて。

稚鮎をフリットにして、たっぷりのお野菜と薬味を蕎麦粉のクレープで巻いて食べて頂く「稚鮎のクレープ」

焼きたてのミルフィーユにたっぷりのクリームをかけた定番のデザート「すもものミルフィーユ」。季節の果実の瑞々しさを味わえる

スペシャリテの「カリフラワーのムニエル」。たっぷりのバターでゆっくりと火を入れたカリフラワーに鶏の出汁のクリームソースをかけて。

テラスに広がるプールは、昼間は陽光を映して煌めき、夕刻からは幻想的にライトアップされる。静謐で穏やかな空間が、加藤シェフの料理をより一層引き立てる

店舗情報
jinen.
住所 | 東京都渋谷区南平台町6-7 |
電話番号 | 050-3138-5225 |
営業時間 | Lunch 12:00~13:00 Dinner 17:00〜20:00 |
平均予算 | Lunch 15,000〜20,000円 Dinner 50,000〜60,000円 |
定休日 | 日曜日、月曜日、祝日 |