Maison du Musée
大正時代の洋館とアール・デコの巨匠のアート
極上のフレンチが織りなす至福の時
表参道駅のほど近く。静かな住宅街の一角に佇む〈Maison du Musée〉をご紹介しよう。ここは、90年を超える時を経た旧男爵亭。会員制老舗フレンチレストラン「ロアラブッシュ」を前身に、今、また新しい時を刻み始めた。
3代に渡るオーナーの私邸として愛されてきた同館は、大正時代の建築様式を残した希少なもので、2018年に渋谷区の有形文化財に登録されている。細心の注意を払って改装された館内は、1階はレストラン、2階と3階は会員制のラウンジバーやワインセラーとして利用され、地下階には、会員以外の一般ゲストも気軽にご利用いただける隠れ家のようなバーがある。アンティークな鏡やランプ、螺旋階段といった近代建築の意匠を随所に残した館内は見所が満載だ。
また、アール・デコの巨匠としてその名を知られるロシア生まれのフランス人アーティスト「エルテ」の作品を収蔵する美術館としての側面も持ち、総数127点のコレクションは世界でもトップクラス。アール・デコ様式のエレガントなファッションに身を包んだ女性をモチーフとする作品は、優雅な曲線と洗練されたデザインが特徴で、大正時代の優雅な男爵一家の暮らしの面影を残すノスタルジックなこの館に良く似合う。
そして、世界屈指の「エルテ」コレクションが醸し出す世界観と融合するフレンチを創造するのは、「ホテル椿山荘東京」「ジョエル・ロブション」といったグランメゾンで活躍した江副大二郎氏その人だ。江副氏を総料理長に、研鑽を重ねた全てのスタッフが、最高の味とサービスを目指し、お客様をお迎えしている。本館がかつて“家”だった歴史をリスペクトし、アットホームなおもてなしを心がけてくれるので、私邸に招かれたようなくつろぎに満ちた優雅なひと時をお過ごしいただけるにちがいない。
アール・デコに触発されたフレンチは、一皿一皿がアートのように美しく、全てが極上の非日常。時を忘れて美の世界へと心遊ばすひと時を、目と舌で愉しむフレンチと共にごゆるりと。
店舗情報
Maison du Musée
住所 | 東京都渋谷区渋谷4-2-9 |
電話番号 | 03-3499-1999 |
営業時間 | Lunch 12:00〜15:00 Dinner 18:00〜22:00
※平均予算は税込み金額の目安です |
定休日 | 不定休 |
平均予算 | Lunch 10,000円~14,999円 Dinner 18,000円~29,999円 |
ホームページ | https://www.mdmusee.com/ |